2008年9月12日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
ますます年老いていくにつれ、自分のことは棚にあげて、ますますいよいよもってイジワルジイサンになっている自覚が、まったくないわけではないが・・・
といっても、朝日新聞社のように、捏造や虚偽の記事を連発するような愚を犯すことは、絶対にあり得ない。
「獅子身中の虫」という諺こそ、あの新聞社のことを言うのであろう。そもそも、国益を損なう記事を書くことを社是としているのではないかと、怪しんでいる。
ということで、本題に入ると・・・
取引先の外交さんから、話のついでに受けた相談で、10歳の子供さんが、気管支炎で長期間治らないので、東洋医学専門の病院にかかったところ、附子人参湯(附子理中湯)が投与されたが、やっぱり相変わらず咳嗽が続いて、まったく無効だという。
それを疑問に思って、仕事のついでにヒゲジジイに、どうしたものだろう?と訊ねるのである。
本人不在で、好い加減なアドバイスはできないが、親から見た情報だけでも質問してみれば、決して冷え性や寒がりでもなく、乾燥咳が顕著である様子。
ということは、間違っても麦門冬湯であれば無難なところであるので、それを飲むようにアドバイスしておいた。
そもそも、子供というのは、稚陰稚陽であるから、経絡を強く温める附子を配合した方剤は、絶対的な確証がない限りは、滅多なことでは投薬すべきではないのである。
それゆえ、現在かかっている東洋医学専門の病院では危ういので、他の病院に変わるべきある、と強くアドバイスしていた。
その結果の報告とお礼が昨日あった。
ヒゲジジイ自身は、上述の相談を受けたことはほとんど忘れかけていたのだが、こちらのアドバイス通りに、麦門冬湯を手に入れて服用させたところ、かなり軽減しているとのこと。
東洋医学専門を標榜する病院だというのに、最も注意が必要な附子剤を、子供さんに安易に投薬される勇気には驚かされる。
「病気の原因は何でも冷えが原因である」との、昨今流行の硬直した妄信による誤診が横行する漢方界である。
そのような乱暴な考えによって投薬される患者側は、たまったものではない。
目だった副作用が出なかっただけでも、さいわいである。
たまには・・・
応援のクリックをお願いします⇒
2010年9月12日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
2010年9月12日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
2012年9月12日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
【関連する記事】
- 癌治療時に投与される十全大補湯の問題点
- 病院で投与された半夏厚朴湯が無効なのに
- 病院通いが大好き?な女性なのに、こちらの漢方薬でしか効果が出ないのはなぜか!?
- 過去の保険漢方「小柴胡湯乱用」のトラウマにより、羹に懲りて膾を吹く(あつものにこ..
- フィットしているはずの病院の保険漢方が無効なときは、エキス製剤の品質問題としか思..
- 頑固な慢性疾患や、こじれたアトピー性皮膚炎が、西洋医学治療はもとより、保険漢方で..
- 保険適用外の漢方薬や中草薬類が自由に使える漢方薬局や自由診療のクリニックの方が有..
- 西洋医学でも保険漢方でも、期待ほどの効果が得られない慢性疾患が、あまりにも多過ぎ..
- 数十年前に、身内の医師から「病院では保険漢方の投与が盛んだが」と心配されたが
- こんな記事を書かれて、病院の漢方薬は大丈夫なの?
- 一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝う
- どこの病院に行っても治らなかった人達は
- そんな漢方薬を馬鹿にした考えでは、永遠に治せないだろう
- マイコプラズマの心配で受診したところ、投与されたのは葛根湯だったとはトンデモナイ..
- 夜間急病診療所における『五苓散』採用奮戦記!!!
- 膀胱炎に病院で投与されたツムラの八味丸による誤治は、猪苓湯1回の服用でほとんど解..
- 医師による漢方投与を受けるには、漢方薬を専門とする医院を見つけるべきです
- よけいなお節介ながら以前からの疑問、保険漢方なのに同一方剤であっても、製造メーカ..
- 病院で投与される保険漢方衰退あるいは消滅のウワサ
- 「ツムラ漢方」とは無縁、というよりも、むしろ縁があり過ぎ、というべきか?