2009年8月5日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
慢性膀胱炎で、病院に通っても、抗生物質では一時的な効果で、直に再発し、これ以上、抗生物質を投与しても無駄だと、医師に匙を投げられた。
もともと腎陰虚の体質ではあるが、まずは猪苓湯+白花蛇舌草を飲んでもらったところ、効果がシャープさに欠けるので、六味丸を追加して猪苓湯・白花蛇舌草の3種類の併用で、即効が得られた。
しかしながら、しばらくすると、急な猛暑続きの天候に変わった途端、起床時のみ残尿感と排尿痛が再発した。
どうも怪しいので、日頃の食事内容を詳細に質問すると、野菜サラダや果物の多食、朝はたっぷりのグリーンスムージーの習慣であると。
ということは、膀胱炎を慢性化させた原因は、グリーンスムージーなど、生野菜や果物の多食こそが十分に考えられる。
つまり、これらの多食によって、腹腔内の常習的な冷却をもたらせ、これに対する持続的な抵抗反応として、炎症が頑固に慢性化してしまった、という推測が十分に成り立つので、即刻、煮た野菜類を中心に、果物もレンジして食べるくらいに徹底して、生(なま)のつくものは、一切摂らないように、強くアドバイスしていたところ、数日を経ずして完璧に症状が消失したとの報告を受けた。
このように、腹腔内の血行を障害する生野菜類や冷蔵庫に入った冷たい飲み物やビールなどを常食すると、持続的な冷却による抵抗反応として膀胱炎を慢性化させるだけでなく、多くの婦人科系疾患も同様で、炎症性疾患であれば炎症を常習化させ、生理痛を伴うものでは血行障害を助長して、さらに疼痛を悪化させる。
のみならず、最も重大な問題は、腹腔内の慢性的な冷却によって腸管免疫の機能が正常に作動しにくくなり、あらゆる慢性疾患を治りにくくする、と長年の漢方相談の経験から、このように考えている。
自己免疫疾患であれば、自身の内部組織への誤爆頻度をますます高め、アレルギー性疾患であれば、ますます過剰防衛の激しさを増し、癌や悪性腫瘍では免疫力が弱まって、がん細胞の増殖を防ぎ切れなくなるなど。
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2010年8月5日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
2011年8月5日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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