2014年08月01日

当然のことながら、即効があっても、それで治ったわけではない

2009年8月1日のボクチン(5歳)
2009年8月1日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 「効く」のと「治る」のとは大違い。当然である。

 気難しいヒゲジジイの薬局に通うほどの人には、即効があったらそれで短期間に根治するなどと、馬鹿げた思い込みをする人はいないと思うが、稀にはそんなオメデタイ人も、いないわけではない。

 即効が出ると、サッサと無音になる人があるが、やっぱり大阪の男女に多いのだから不思議である(苦笑。

 同じ関西でも大阪以外の関西の女性では、僅か1ヶ月で不妊治療の効果が出た人は、その後も安産用の漢方薬をこちらで続けながら、既に8ヶ月に達してもうすぐ出産である。

 おめでたいことだと喜んでいたら、地元近辺の人が半年以上かかったものの、めでたくご懐妊との電話連絡が昨日あった。

 昨日のブログで取り上げた「下半身の浮腫み」の3名は、即効がでても根治したわけではないので、漢方薬の服用を怠ると再発するのは目に見えている。
 驚いたことに、お礼を述べて、サッサと中止した人が約1名。
 「幸福否定」を本分とする無意識層の内心が、根治を妨害したに違いない。

 頑固な尋常性乾癬でも、超即効で半年も経たないうちに完全消滅。

 奇妙な耳鳴りとふらつき感が、耳鼻咽喉科で治らず、葛根湯合香蘇散で即効で8割軽減。

 手が痺れる女性が補陽還五湯1ヶ月で完全に消滅。
 といっても疼痛を伴う痺れの男性ではノロノロながら数ヶ月でようやく半減。

 急に生じた激しい腰痛2名、病院治療でまったく効果なく、いずれも5〜30日以内に掌返したように解消。

 五十肩も同様に1ヶ月以内の即効など、最近の即効例を挙げれば際限が無い。

 ともあれ、即効が出るどころか、極少数ながらも、ほとんど無反応の人がいないわけではない。

 突発性難聴の人は、最近の相談とはいえ、聴力検査で低音が以前より聴こえるようになったと診断されたものの、自覚的にはほとんど実感が得られないという。

 同様に関西の最近の相談者の中にも、機械性蕁麻疹とコリン性蕁麻疹が合併した珍しいケースも、まだ現時点では暖簾に腕押し状態。

 直近の新しい人達の中には、少数ながら、このような例もあるのだが、即効が出なくとも、今後の根気次第。

 それとは真逆に転移癌の人達は、ご本人が超本気の人達しか受け入れない体制を取っているので、30〜50代までの若い人も多く、ほとんどの人が驚くべき快進撃。

 人によっては病院の診断結果に欣喜雀躍して、その後の漢方薬の服用が激減した人もいるので、こちらの方が心配になって、ハラハラ・ドキドキ、ほんとうに心臓に悪い。

 せっかくここまで来たのに、どうして急に手綱を緩めるのっ?

 こんなに心臓に悪い仕事は、来世では絶対に御免こうむりたい。

 アトピーの新人さんは常に多いが、やる気と根気さえあれば、どうとでもなるので、こちらは熟練工でもあるから、相手次第。
 重症化している人では、数年がかりになることは常識である。

 中には即効が出たら、何を誤解したか、数ヶ月で無音となる人がいるが、思い違いも甚だしい。

 最低でも1年は折々に通わないで、フィットした配合が分かったつもりで自己治療に切り替えると、2014年05月08日 一旦こちらの漢方で改善していた人でも、他所の漢方で却って再発したケースでは通信販売だけではほとんど無理 ということにもなりかねない。

2009年8月1日のボクチン(5歳)
2009年8月1日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年8月1日のボクチン(8歳)
2012年8月1日のボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ



 
posted by ヒゲジジイ at 00:10| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする