2014年07月10日

人類の共通した「業」かもしれない「幸福否定」という無意識的な強力な意志

2009年7月10日のボクチン(5歳)
2009年7月10日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 笠原敏雄著の『幸福否定の構造』は既に絶版で、古書値は通常5,000円以上の相場のようだが、運よく某古書店さんから思いがけず安価な1,500円で帯付の完全本を入手できた。

 幸福否定とは、幸せから遠ざかりたいという人類に共通した心の闇のメカニズムで、ちょうど宿命的な「業」のようなものだろう。

 しかしながら、日々の漢方相談を受けていて感じるのは、 「幸福否定」という心の闇は、個人差がとても大きいように思われる。

 たとえばかなり進行した自己免疫疾患や重度のアトピー性皮膚炎のみならず、たとえ進行癌や転移癌であっても、前向きでしかも良い意味での「執念」を燃やして焦らずじっくりと頑張る人達は、必然的に心の闇が雲散霧消し、漢方薬類による治療効果やサポート力が飛躍的に向上する傾向が強い。
 完全寛解のみならず、いわゆる根治することでさえも稀ではない。

 ところが、西洋医学はもとより地元の漢方薬局でも無効だった人達が、こちらの漢方薬で明らかな効果が見えはじめてお互いに喜んだのもつかのま突然無音となる人達は、「現金な人」というだけでは済まされない、もしかして「幸福否定」という心の闇が大きい人達なのかもしれない。

 最近もそんな大阪のオッチャンを思い出したので、この書籍を入手した喜びから、あれこれと想像してみるのだった(笑。

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2010年7月10日のボクチン(6歳)
2010年7月10日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年7月10日のボクチン(6歳)
2010年7月10日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 00:00| 山口 ☔| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする