

2009年6月27日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
最近、心理学者の笠原敏雄氏の死後生存研究や超常現象関連の著書および翻訳書籍の収集と読書に嵌っている。
また氏のHP(心の研究室)にはさらに興味深い記述が多く、科学関連の指摘は参考価値が高い。
なかでも次のような部分。
H・コリンズ、T・ピンチ共著『七つの科学事件ファイル』(福岡伸一訳、化学同人)です。原著者のふたりは、日本では、R・ウォリス編『排除される知』(青土社)所収の「超心理学は科学か?」で知られる科学社会学者です。このふたりの著書は、いつもおもしろいので、この訳書もさっそく読んでみました。本書では、たとえば、相対性理論を巡る実験データや観測データの改竄(というか、本末転倒の取捨選択)などが詳しく紹介された後、「相対性理論が本当の真理であると断定する確実な証拠といったものは実は存在しない。……科学上の真理とは、実は社会のなかで、科学はこうあるべきだ、あるいは科学的なものの見方としてこの方法がよいと判断された結果として表現されるものである。新しい事物の見方に関して、あらかじめ結論があり、その結論を特定の人々が承認してはじめて『真理』が誕生する」のであると、実に的確な指摘が行なわれています(訳書、121ページ)。以上のように
━超常現象と出版社
「相対性理論が本当の真理であると断定する確実な証拠といったものは実は存在しない。……科学上の真理とは、実は社会のなかで、科学はこうあるべきだ、あるいは科学的なものの見方としてこの方法がよいと判断された結果として表現されるものである。新しい事物の見方に関して、あらかじめ結論があり、その結論を特定の人々が承認してはじめて『真理』が誕生する」
という的確な指摘からも分かるように、科学は錯覚であり、同時に共同幻想に過ぎないという謙虚な姿勢が必要であろう。
現在定説となっている科学理論も、いつ何時覆るかもしれないことを覚悟しておくべきであり、「絶対的な真理」などあり得るはずもなく、真理とされる定説も意外に心もとないものであることを銘記すべきであろう。
ともあれ、上述の笠原敏雄氏の著書やサイトの中でも、個人的に興味深いのは超常現象・死後生存研究など、真に正しい科学的態度とはいかなるものかを示唆してくれる点では他に類をみないと思っている。

2009年6月27日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

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