先日来局された交通事故による脳脊髄液減少症?の患者さんは、やや遠方から来られた甲斐あって翌日には効果があり、その後も短期間で一定の効果が得られている。
(注記:最終的な確定診断を得られるまでの検査は受けてない。確定診断を得るまでのやや辛い検査まで受けても治る保障がある訳でもないから受けなかったらしい。)
やはりこの方の場合も、CT検査が存在しなかった頃の鞭打ち損傷による後遺症に対する漢方処方類となんら異なることのない
配合薬で効果を得ている。
これまで小柴胡湯合桂枝茯苓丸料というケースや、葛根湯主体に+αの配合となる場合も多かったのだが、今回の場合は弁証論治によって清熱活血舒筋法にもとずく方剤の配合で効果を得ている。
関連ブログ:2006年09月02日
外傷後の脳脊髄液減少症
ところで、この方の場合は、以前、当方のご質問フォームを利用されて「脳脊髄液減少症は漢方薬で治りますか?」というようなシンプルなご質問を送られたそうであるが、当方からの返事は無かったとのことだった。
しかしながらヒゲジジイには何の記憶も無く、恐らく記憶がない理由は、しばしば遭遇する「●●病は漢方薬で治るでしょうか?」といった類のシンプル極まりないご質問は、お返事不能として削除対象となっているからである。
あまりにもシンプル極まりない御質問の内容である場合は、その病名がどのように重大な疾患であっても、お気軽でお気楽に思えてしまうからである。
質問内容がほんの一行前後で済ましているようなお問合せというのは、ほとんど無数?にあるのだから、そのままお返事は没にしてしまっているのが現状である。
先日も某特定疾患で、「●●●●●●は漢方薬で治りますか?ステロイド漬けになりたくないです。」という、よくある超短文の御質問が舞い込んでいたが、失礼ながら無意識に削除してしまった。
過去、これらの超短文の御質問に対して、いくら丁寧にお返事をお送りしたところで、最低限のマナーである「お礼のメール」が帰って来たことは希有のことだったから、なおさらお返事を書く気がしないのである。(長文の御質問者の場合でさえ、半数近くがお礼のメールすら無いのが現状だから、推して知るべし!)
後日談:その後、経過は急速といってよいほど極めて順調で比較的短期間で治ってしまい、良くなって以後は何の音沙汰もなし(笑。
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