2014年05月29日

疼痛のみならず「下腹部の下墜感」も伴う子宮内膜症

2009年5月29日のボクちん(5歳)
2009年5月29日のボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 補中益気湯証を的確に判断する自覚症状の一つに「下腹部の下墜感」というのが中医方剤学の各種専門書籍類に必ず記載されている。

 そうは言うものの、なかなか四十年間の漢方経験からは、このような自覚症状を申告される人は皆無に近かった。

 ところが数ヶ月前、この症状を的確に表現された人がおられたので、とても感激した(笑。

 変なところで感激するようではあるが、意外にこのような的確な表現ができる人は過去には滅多になかった、というよりも皆無だったかもしれないので大いに感激したのである。

 それまで数ヶ月通われて、主訴の子宮内膜症による疼痛(生理中のみならず日常的に日々連日続く腹痛)に対して一定の効果が得られているものの、もう一歩のところで足踏みしていたところで、どうにもこの「下腹部の下墜感」にも日々悩まされているとの的確な表現をされたのである。

 そこで補中益気湯製剤を追加して服用してもらったところ、既に服用されている数種類以上の複雑な配合のバランスが調って、期待通りの的確な効果が得られている。

 なお、日本の補中益気湯製剤においては大いに疑義があるが、これを書いていたら朝になって仕事の差し支えるので省略(苦笑。

2010年5月29日のボクちん(6歳)
2010年5月29日のボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年5月29日のボクちん(8歳)
2012年5月29日のボクちん(8歳) posted by (C)ボクチンの母


ラベル:補中益気湯