
2008年8月24日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母
先週の月曜日。
その前日の日曜日に竹葉石膏湯に中草薬類の併用によって気管支炎を伴った風邪がすっきり治って、午前中の仕事を難なくこなして、午後も続いて普通にやっているところへ、夕方の漢方相談を受けている最中に、やけに身体が冷えてきた。
その割には冷たい水がアイスクリームなどが心地よい。
途中、体温を測ると38度。久しぶりにやって来られた九州のお馴染みさんに、とってもお元気そうですねっ!とお世辞を言われるが、「そうでもないんですよっ」と苦笑い。
午後6時の閉店時には血圧も異常に上昇して上が175、体温もますます上がって38度8分。
身体が冷える割には冷たい飲み物が気持ちがよい。
まるで表寒裏熱の防風通聖散証の如くで、急性疾患では滅多に見られないと高を括って我が薬局には防風通聖散など遠の昔に廃棄処分している。
蛇足ながら、防風通聖散が肥満治療の薬として有名になっているのは都市伝説で真っ赤なウソである。
そうこうするうちに座っているのも難儀なほど気分は絶不調で、ますます血圧も体温も上昇を加速し、測るのが怖くなる。
残尿感が強く腹部の違和感などその他の諸症状から急性の腎盂腎炎であろうと思われるので、猪苓湯を主体に抗菌中草薬を各種大量に併用して、ふらふらしながらベットに潜り込む。
足元ではじゃじゃ馬のトラちゃんが寄り添って温めてくれる。
頭の中ではうなされるように、絶望的な苦しさに耐えられず・・・もうこれをきっかけに早く憧れのあの世に行かせてくれよっとばかり、ボクチンが早く迎えに来てくれることを念じていると、
「まだ早い、そのうち全身に回りかけている細菌類を抗菌中草薬で活性化された白血球がせっせと食い殺すから」
という久しぶりに背後霊のお告げ(苦笑)があって、全身の細菌類を白血球が食い尽くすイメージが鮮明に見える。
と、同時に急速に身体がポカポカと温まり始め、大いに発汗して夜8時には体温が38度に戻ってかなり楽になった。血圧も上が100にまで下がっている。
そこでまた起き出して、同じ漢方薬を服用して今度はかなり気持ちよく熟睡して夜間12時に目覚めたときには体温36度8分。
翌朝は35度8分にまで下がって平熱となり、その後今日まで6日間、まったく再発の兆候もない。
あの高熱を半日で完治させたことになる。
味わったことのない絶望的な病苦に、これをきっかけにあこがれのあの世を期待したところが、見事に裏切られた(苦笑。
朦朧とする頭に突然鮮明に浮かんだ白血球が全身に回りかけた細菌類を食い殺す映像が続き、それが終わると同時に発汗がはじまって38度まで下がる。
その数時間後には6度8分まで下がり、翌日はまったく痕跡も残さず治ったのは、あながち漢方薬の効果だけとは到底思えない。
「病気は何の為にあるのか?」というタイトルの結論は、言うほどのものではないが、生き方が間違っているよという警告であるように思われるのである。
要するに、体力と精神力の限界を考えて、もっと仕事量を減らせ、という意味かっ?

2008年8月24日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母
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