2014年04月19日
当然だが、漢方薬を効かせるにはコツがある
2008年8月22日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母
当然過ぎて、いまさら書くまでもないことだが、しばしば〜〜病には何を飲めばよいか?という問い合わせの電話がかかる。
こんな愚問には答えようがないことは、素人さんでも漢方薬を少しでも学べば分かる愚問中の愚問である。
日々こんな愚問につきあっておれないから、説明するのも嫌になって、ケンモホロロにお断りする。
ネットでも調べれば、かなりいい加減な答えが書いてあるはずである。
さいわいにも当方に真剣に漢方相談に来られる人の多くは、その事情をよく心得ている人が多いので、弁証論治に専念することが可能となる。
当方でしばしば相談を受けるケースでは、何年間も保険漢方や地元の自費の漢方でも治らない疾患では、意外に複雑な配合を必要としたり、あるいは通常では発想できないような裏読みにより、原因のまたその原因の原因まで追究した配合が必要だったりする。
基本方剤の性質を熟知するのは当然のこととしても、何の方剤をどのように選択し、それに脇役の方剤の選択こそかなり重要で、中心の方剤のほうは意外に早く見つかることが多いものである。
しかしながら、その併用方剤如何によって効果の優劣が歴然と出て来るし、難治性疾患ではさらにどのような中草薬を加味するか?という問題は実に大きい。
また同じ方剤でも、どこのメーカーの製剤を使用するかで、実際の効果が大きくことなるケースはとても多いので、各方剤ごとの製法による選択や、配合比率の問題など、さまざまに神経質なほど配慮が必要なので、どうしても一定の相談時間が必須となるのである。
ともあれ、昨今の地元近辺から通って来られる人達は、県外からの遠来者と遭遇することがしばしばあると、異常なほどビックらこぐのに、こちらの方が呆れ返ってしまう。
遠来者が多いことが、どうしても信じられないらしい。
2008年8月23日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 00:11| 山口 ☁| 漢方薬の素人療法は怪我の元
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