2008年8月23日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母
昨日午前中は、漢方相談に集中しているときに、例によって問い合わせの電話が、県外の友人の相談とて各所に転移して動ける状態ではないが、という当方のような巷の漢方薬局では荷が重過ぎる相談ゆえ、お断りするのに受付嬢が相当に難儀していた模様。
ともあれ本題は半年前より、九州の某県から通って来られている人。
同県では過去に重症の関節リウマチの女性を当方の漢方薬で完全寛解が得られて以後、自然に広まってしまい、同じ県からこれまで何人も来られ、幸いにもほとんどのケースで良好な結果が得られている。
今回のケースでは初回の弁証論治ではなんとも掴みどころがなく、さすがに中医漢方薬学も無力感を感じたものの、熱心に通われるうちに土台の一般方剤に中医方剤や中草薬類を追加する毎に、良好な反応が得られるようになった。
次第に諸症状が緩和するに至り、とうとう昨日の報告ではCRPも0.0以下となり、お互いに大喜びである。
現在ほかにも関節リウマチで通っている人は多いが、いずれも軽症なのですべて楽勝といえる経過を辿っている。
CRPの問題では、遠路はるばる3年間以上通われている乾癬性関節炎の人も、CRPがほとんど正常値になって一年半は経過するが、大活躍した清熱剤が使えなくなっているので、再燃防止の中草薬類の配合変化の微調整を行っている。
クローン病の人では、諸症状がやや寛解するにつれ、CRPももう少しのところで足踏み状態なので、脇役の中草薬の配合に思案している最中。
潰瘍性大腸炎では、たまたま現在通っておられる人はここ数年、完璧に近いほど寛解状態を持続しており、CRPはまったく問題にならない。
お互いに中草薬の威力には驚いているほどである。
皆がみな、この人のように理想的に行けば本当に嬉しいのだが・・・。
ともあれ、いずれも日本漢方で使用される基本方剤だけではどうにもならず、脇役の中医方剤や中草薬類の追加配合によって打開できている例ばかりであるから、ヤッパシ中医漢方薬学でなければ、と自画自賛。
いずれの配合も病院の保険漢方では到底まったく不可能な内容ばかり。
2008年8月22日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母
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