2008年8月20日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
5日の土曜日ごときは「2014年04月06日土曜日は午前中だけの漢方相談業務なので、初めてのご相談は受け付けることができません」という、例によって土曜日は遠来者が集中して多忙を極め、地元のお気楽な新人さんは平日に出直してもらうように依頼したが、まず二度と来られることはないだろう(苦笑。
本日7日は休み明けの月曜日とて、朝から途切れることなく続いて、朝の朝食以後は、途中でトイレとタバコと水分補給を同時に済ませることはあっても、昼食も摂れないまま夕方6時の閉店後にようやくまともに食事が摂れた。
店頭の漢方相談の途中には長期継続服用者の補充注文依頼のメールにも、返信と同時に発送の手続きを何度も繰り返す。
直接の来局者は関東から2名、近畿地方から1名、九州地方数名、地元近辺の常連さん多数に混じって県内からの新人さんも来られたが、たくさんの健康食品の常用者だったので、相談の途中でお断りした。
その多数常用されている得体の知れない健康食品類によって病状を悪化させている可能性も大いに考えられるので、当方の漢方薬を出せば、うっかり濡れ衣を着せられてはかなわない。
難治性の重大な疾患の若い人が、ちょっと通りがかったが安上がりな漢方薬を売ってもらえるだろうかというご相談には、到底不可能なので、精一杯気を使いながらお断りする。
「一度うかがうだけでは、相談に乗ってもらえないでしょうか?」という関西地方特有の軽いノリの電話の女性には、一定期間通えない人は無理ですと、受付嬢がきっぱりとお断りしていた模様。
関東地方からの新人さんはお断りする理由が見つからないのでしっかりご相談に乗る。第一、そのような遠方から突然来られるケースでは、ほとんどが真剣で真面目なご相談者で、冷静な判断力を持たれている。
なんだか今日も、実際に受け付けた新人さんよりも、お断りしたケースが多発しているが、毎度のことである。
もしもすべて受け入れていたら、一人の相談に多くの時間を費やす仕事だけに、疲労困憊してあこがれの「あの世」からのお迎えが早まること必定。
のみならず本気度が見えない人や、「薬局のクセにっ!」となめた態度がチラリとでも見えたら、いっぺんでおんぼろコンピュータの頭が完全にフリーズして作動を停止するのでまったく仕事にならない。
ともあれ同じ薬剤師でも、調剤薬局の従事者や経営者の嘆きは同情して余りある。
医師に対しては平身低頭のクセに、薬剤師に対しては「こんな薬もらってもぜんぜん効かないんだよね〜っ!」などと、医者にいえない鬱憤を晴らされるのにもグっと我慢せざるを得ないという。
本日も近畿地方から通って来られた調剤薬局勤務の薬剤師の女性に、クレーマーやイヤミな患者さんであっても、処方箋調剤を拒否することはできない辛さを愚痴って帰られたばかりである。
どうせ巷(ちまた)では薬剤師風情を「売らんかな主義の人間のクズ」としか思われてないのだから、ヒゲジジイのように居直りに居直って、「漢方薬を販売するには明らかに問題があると思われる人」には断固として販売を拒否する気概を持って生きるのも、同じ薬剤師でも漢方専門家として最低限の矜持である。
2008年8月20日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
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