2014年03月07日

柴葛解肌湯(さいかつげきとう)についてのご質問

2008年8月7日のボクチン(4歳)
2008年8月7日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

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年齢 : 30歳〜39歳 の女性
簡単なご住所 : 中国・四国地方
お問い合わせ内容 : こんにちは。

 いつも通っている漢方薬局で、インフルエンザに柴葛解肌湯(さいかつげきとう)が良いと聞きました。

 子供には大丈夫か、どういう症状の時に合うのかと質問した所、どんな風邪にも大丈夫だし子供も大丈夫と返事が返ってきました。
 他の漢方は、喉の痛みがある場合、ない場合など、体質などで変わってくるが、返事はそれだけなので、詳しくネットで調べましたが、この漢方の情報は少なかったので、村田先生はどのような考えがあるのか聞きたく、質問させて頂きました。

 今妊娠中で、子供もインフルエンザにならないといいのですが。

 夫も子供も板藍茶を予防で飲んでいます。

 お忙しい所申し訳ございませんが、宜しければお返事お待ちしております。

2008年8月7日のボクチン(4歳)
2008年8月7日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 ネットで詳しく調べたと書かれていますが、柴葛解肌湯について、かなり詳しく解説されているサイトがしっかりあります!

 「この漢方の情報は少なかった」といわれるのが不思議なくらいです。
 調べ方が中途半端だったのではないでしょうか?

 また、それ以前の問題として、漢方薬は素人の人がどんなに調べても、専門的な基礎知識がないと、詳しいサイトをご覧になっても本当のところは理解できないかもしれません。
 そのために漢方専門薬局があるのですから、「いつも通っている漢方薬局」でしっかりともう一度、説明してもらうべきです。

 言うまでもなく、漢方薬というものは特定の処方を無理強いに人に合わせるのではなく、その人の現時点における病状と体質に適切な漢方処方を見つけることに尽きます

 それゆえ、どんな風邪にも柴葛解肌湯が有効ということは絶対にあり得ない ので、何かの聞き間違いではないかと思います。
 そうではないとしたら、その薬局さんはハテナっです。

 三十年以上前、風邪がこじれて高熱を発したある時期、この柴葛解肌湯で愚妻に使って一気に改善したことがあり、地元の常連さんの子供さんに、同様に高熱が一気に引いて喜ばれたことがりますが、最近は不思議とそのような状況の人に遭遇することがありません。

 柴葛解肌湯は葛根湯と小柴胡湯に石膏を加えたような方剤ですが、こちら下関では昨今このようなタイプの「こじれた風邪」が減っているのかもしれません。

 おそらく、エアコンなど暖房設備がしっかり普及して以来、傷寒タイプの風邪が激減し、あるいはたとえ傷寒からはじまったようにみえた風邪でも、すぐに温病に転化するケースが多いからだろうか、と想像しています。

 但し、千歩ゆずってその漢方薬局さんを無理やり弁護してみますと、「風邪に葛根湯」という都市伝説を利用して、葛根湯を間違って服用した場合にくらべ、柴葛解肌湯を間違って服用した方が、弊害が少ないと考えたのかもしれません。

 また、葛根湯が適切な場合でも、柴葛解肌湯を飲めば、これにも葛根湯が含まれているので、なおさら問題がないと判断したのかもしれません。

 相談相手によっては、詳細を説明しても基礎知識がない素人さんには無駄だと思って、詳細な説明を端折って、物のたとえで説明を極端に簡略化して説明することも無きにしも非ずです。

 とはいえ、柴葛解肌湯は、この方剤でなければなかなかうまく治せない「こじれた高熱を発する風邪」もたまにはありますので、常備していても損はないかもしれません。
 また、インフルエンザのある種のタイプでは、柴葛解肌湯が初期からフィットするものが、可能性としてはあり得ます。

 要するに、あくまで病状次第ということになります。

2008年8月7日のボクチン(4歳)
2008年8月7日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

ご連絡頂き、ご丁寧に説明して頂きありがとうございます。

 行きつけの漢方薬局さんでは、誰にでも大丈夫だし、一緒に遊んでいた子が熱が出た時にも子供に合わせて目安で予防で飲んで頂いても良いです。とお返事を貰いました。

 パソコンが壊れており、スマートフォンで出てくるサイトを全て読んだのですが、年齢がかかれてなかったので、詳しく書いてないと思ってしまいました。

 それと、私の言葉が間違えていました。詳しく書いているところはあったのですが、素人が読んでも難しかったので、分かりやすく行きつけの漢方薬局さんには教えて頂きたかったです。

 村田先生のお返事を読んで、安心しました。
 もう少しいろいろ話して貰える様に、こちらも勉強したり、そういう漢方薬局さんを探してみます。ありがとうございました!

2008年8月7日のボクチン(4歳)
2008年8月7日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:念のため、

> 行きつけの漢方薬局さんでは、誰にでも大丈夫だし、一緒に遊んでいた子が熱が出た時にも子供に合わせて目安で予防で飲んで頂いても良いです。とお返事を貰いました。

 というお奨めは大間違いです!

 柴葛解肌湯をそのように安易に飲んでよいとは限りません。

 書かれているように、もっと親切な薬局を見つけた方が無難です。

 柴葛解肌湯だけにこだわるべきではありません。

以上、念のため。

2008年8月7日のボクチン(4歳)
2008年8月7日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母


ラベル:柴葛解肌湯
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posted by ヒゲジジイ at 00:20| 山口 ☁| 風邪やインフルエンザ・咽喉痛 | 更新情報をチェックする