2014年02月14日

前回の続き:関西のサムライから折り返し頂いたメール

2008年8月3日のボクチン4歳
2008年8月3日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:ご返信、およびブログへの記載、誠にありがとうございます。

 私の店でお世話をしているお客様も、私と同様に村田先生のブログを毎日欠かさずチェックされている方が多数いらっしゃいます。

 本日の先生のブログで私の名前などはすべて伏せていただいているにもかかわらず、「あれ、●●先生のことじゃないんですか!?」というメールや電話を何件かいただき、ビックリいたしました。(やっぱり分かる人にはわかるんですね。)

 私自身、ない智恵を絞って弁証論治を行い、なぜその生薬が必要なのか、そしてなぜその方剤配合になるのかについては、村田先生を見習って、浅学ながら説明させていただいています。

 嘆かわしいことに、他の漢方薬局や漢方クリニックでは、そのような説明を聞いたことがないとか、どんな薬を使っていたのか教えてさえくれていないという古い体質のやり方を目の当たりにするととても悲しくなります。

 歴代の医家は、病を少しでも良くするために、とてつもない努力をしていたはずです。
 このことは漢方を生業とする人間であれば、誰しもが知っているはずなのに、どうしてこんなノウハウ漢方が主流の業界になってしまったのか、自問自答するばかりです。

 生まれた時代が遅すぎたのかもしれません。

 村田先生が、ホームページやブログでいろいろなことをご教授していただいているすべてを理解する臨床能力は、まだまだありませんが、たとえばインチンコウトウは肝臓へ作用し、肝の血を蔵し、血に深く関与する臓の特性を利用しつつ、アトピー性皮膚炎などの原因となる血分の邪毒を解毒して、それを気分へと浮かび上がらせるルートを活性化し、胆汁として便中に排出することで、血熱を気分熱に変換し、体外への排出を手助けしていると考えています。

 このように正解かどうかは分かりませんが、自分なりの理論を構築し、いつか先生の方剤運用の理論を応用できるように、あきらめずに漢方を勉強していきたいと思います。

 今回は、わざわざ、ブログに掲載していただき、誠にありがとうございました。

 先生とメールとはいえ、コミュニケーションを取れたことに、心から深く感謝しております。

2008年8月3日のボクチン4歳
2008年8月3日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:いえいえ、こちらこそブログへご協力頂き、ありがたいことです。

 昨今のブログの目的は、一年半前に亡くなったボクチンの懐かしい写真を順次貼り付けることとなり、まったく本末転倒している次第です。

 人間は長く付き合えば付き合うほど、互いの欠点が鼻について、離婚という結末を迎える現象が多発していますが(苦笑、
 動物、といっても猫ちゃんやワンちゃんのようなペット類の多くは、長く付き合えば付き合うほど、互いの愛情が深まるばかりゆえ、ペットロスという社会現象が目立つようになったのだと思われます。

 それほど人間という生き物は、ペットにも劣る動物なのかもしれません(苦笑。

 ともあれ、真面目な話として、中医漢方薬学の世界では、ご指摘の通り

>自分なりの理論を構築

 することこそ、最も重要なことだと信じています。

> 本日の先生のブログで私の名前などはすべて伏せていただいているにもかかわらず、「あれ、●●先生のことじゃないんですか!?」というメールや電話を何件かいただき、ビックリいたしました。(やっぱり分かる人にはわかるんですね。)

 というのも面白いですねっ!
 やっぱり世の中は想像以上に狭いようで、大笑いしてしまいました。

 せっかくの面白いお話ですので、今回の往復メールも、茶トラのボクチンの写真とともに、ブログに掲載させて頂きたいと存じます。
 悪しからずご了承下さい。

 この茶トラのボクチン、、難病で通われている人達を励ましに霊界からちょくちょくやって来て、漢方相談のサポートの重要なスタッフとなっているようです。

 ときどき信じられないような劇的な効果が出ているのは、「霊界の漢方系の医療団とボクチンの応援があるからに違いない」などと、村田漢方堂薬局に通っている人達の間で噂になっているほどです(苦笑。

 但し「引き寄せの法則」などという流行の本に惹かれる人達や、あるいは地縛霊が見えるというような、いわゆる低級霊と繋がりやすい人達は、熱しやすく冷めやすい人が多いようで根気が続かず、どうも当方の流儀には向かないようです(呵呵。

2008年8月3日のボクチン4歳
2008年8月3日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:今回もブログに載せていただき、ありがとうございます。

 先生のような超一流の漢方の先生に励ましの言葉をいただけると、この道で間違いないという自信とともに、次世代を担う漢方薬剤師として、ノウハウ漢方に埋没することなく精進していきたいと思います。

 先生とメールでのやりとりをさせていただくことは、自分自身にとって、とても幸せなことですが、先生のお仕事の邪魔になってしまいますので、今回をもって控えさせていただきます。

 漢方を勉強し始めたころ、村田先生のブログに本当に衝撃を受けました。

 そして先生のようになりたくて、カイホーカルシウムやササヘルス、キチンキトサンなどをどういう理論で使っているのかを知りたくて、先生が昔に寄稿した漢方の臨床や中医臨床、ウチダ和漢薬など、すべてを購入し読ませていただきました。

 先生が寄稿されたときの年齢は、今の僕の年齢と同じころだと考えると、自分の未熟さを痛感します。

 しかし、先生のブログを見たときの衝撃と、この医学を志したときの初心を忘れることなく、これからも頑張ってまいります。

 また、先生にご報告できるようなことがありましたら、ご連絡させていただきたいと思いますので、そのときにはよろしくお願い申し上げます。

 僕のような初心者の漢方家に丁寧に対応していただき、本当にありがとうございました。

 僕のような初心者ですら、日々の臨床に疲れきってしまう業界ですので、先生はもっと大変な毎日を送られていると思いますので、どうぞご自愛くださいませ。

2008年8月3日のボクチン4歳
2008年8月3日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母


ラベル:中医漢方薬学
posted by ヒゲジジイ at 00:00| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする