2008年1月19日のボクチン3歳 posted by (C)ボクチンの母
長期間続く慢性的に原因不明の腹痛や発熱などに苦しめられている女性。
漢方専門の診療科で受診して真武湯などの保険漢方投与を受けながらも、まったく改善がみられないどころか、肝機能検査値に異常が出てくるなどの問題から、保険漢方を断念して当方に相談に来られた。
当方では天津感冒片や牛膝散製剤・杞菊地黄丸や適宜に大建中湯去膠飴製剤、加味逍遥散製剤、板藍茶、白花蛇舌草、さらには最終的に荊芥連翹湯を追加するなどで、諸症状も基本的にかなり回復するに至っている。
タイトルの猫アレルギーの問題であるが、母上が飼っておられた猫に対するアレルギーで、鼻炎症状が続いていた。
ところが、上記の諸症状に対する配合の微調整を繰り返しているなか、あきらかに加味逍遥散製剤を服用するようになって猫アレルギーがピタリと止まったといわれる。
もしも持病にアトピー性皮膚炎が合併している場合には、猫や犬などの毛の生えたペットとの暮らしはご法度であるが、その問題がないだけに加味逍遥散製剤のおかげで、猫ちゃんと同居するのにまったく支障を来さなくなっている。
当然のことながら、猫アレルギーには加味逍遥散がよいなどと断定できるはずもなく、この女性の体質にたまたまフィットしたということで、猫アレルギーに対するエビデンス化など到底できるものではない。
2008年1月19日のボクチン3歳 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:猫アレルギー
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