2008年1月15日のボクチン3歳 posted by (C)ボクチンの母
40年間に亘る漢方相談の仕事において、常連さんたちやお馴染みさんたちとの長年のお付き合いから確実に断定できることは、一病息災というケースのみならず多病息災のケースも多々見られることである。
中には不治を宣告されている血液系の悪性腫瘍においてさえ、多種類の当方の漢方薬類によって二十年近く同年齢の人たちよりも矍鑠とした健康を維持されておられる人もいるくらいである。
その多くの人たちは、不運にも痼疾に見舞われた運命を却ってバネとして、真摯に人生を考え、前向きに捉える冷静さを保てる人たちばかりである。
精神的に不安定な人には日々苦労させられるが、上記のようにどんな難病に見舞われようとも、冷静沈着に対処できる性格の人は本当に幸いなことである。
そういう人たちに限って、当方の漢方薬がよく奏功するのだから、不思議なようで実は決して不思議ではない。
冷静沈着な人たちでは、こちらの手間暇かけた繰り返しの弁証論治に付き合える忍耐力を保持されているからに他ならない。
一生涯漢方薬を手放せない人達も多いが、明るく前向きな人たちばかりなので、むしろ同年代の人たちよりも、明るく元気に人生を謳歌されているので、結果的に人よりも元気で長生きされて、すでに九十歳を超えられた人も増えるばかりである。
みなさんの一番の心配は、ご自分たちよりもヒゲジジイが先にあの世に行ってしまわないか?
そればかりが唯一の心配のタネだそうだから、こちらは唖然として絶句するのみっ。
IMGP2607 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:一病息災
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