
2006年11月11日ボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母
最近遭遇したばかりだが、遠路はるばる某疾患で通って来られている人。
漢方を求めて来られた某疾患については一定の効果が得られているが、もともと不穏な不整脈がある人で、地元の病院では治療の必要なしとされている。
それでも今年の猛暑にはやや応えているようだから、正しい診断と治療を受けるべく地元近辺の循環器の専門医で診て貰うように強くアドバイスしていた。
アドバイスにしたがって某循環器の専門医で診て貰うと、内服薬で治る可能性があるが副作用として稀に心臓停止を生じる場合があるとのこと。
患者さん本人はさすがに投薬を受けたももの服用寸前になって恐ろしくなり、意を決してサードオピニオンを求めて他の病院の専門医にも診断してもらった。
ところがそこでは不整脈でも診断内容がやや異なり、カテーテルによる治療で治る確率がとても高く、危険性もほとんどないとのことで、セカンドオピニオンの専門医とは全体的には大きく異なる診断と治療方針なのである。
早速、サードオピニオンの循環器の専門医で軽手術を受けた直後に不整脈は雲散霧消した。
術後の定期検査が続くものの、最初の一般病院での診断では何の治療もなく、サードオピニオンの専門医では患者さんにとってはやや恐怖の治療方針、サードオピニオンでは懇切丁寧な専門による診断と治療方針の説明から、安心して治療を受けることで即治している。
ひるがえって一般の病院にしか行ってないという人から、電話で自分は鬱病で自殺をほのめかすような人達には、要望に従って軽々に漢方薬を販売せずに、まずは精神科や心療内科の診断を受けるべきだと強く奨めている。
世間では一般人のみならず一般内科の医師でさえ、どのような精神的な疾患でも、素人考えですべてを「鬱病」と一括りにしているようだが、精神科の専門医で診てもうと、実際には鬱病とはまったく似て非なるものだったということは日常茶飯事である。
自殺したくなるような人は軽々に薬局の漢方薬に目を向ける前に、必ず専門にによる正しい診断と治療を受けるべきであろう。
関連サイト:漢方薬局と現代社会 現代社会における漢方薬のご利用方法について、漢方薬局の立場

2006年11月11日ボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:専門医
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