
2006年7月13日のボクチン(2歳) posted by (C)ボクチンの母
ほとんど同じ頃に遠路はるばる漢方相談に来られた。
それぞれまったく他人同士の肺腺癌ステージ4で、脳転移や骨転移がみられる。
お一人は中年以降だが、お一人は中年前。
お二人ともそれ以上に進行はみられないが、現在の治療だけでは不安があるとのことで、漢方薬で多少ともサポートが出来ればとの希望である。
同じような希望であるが、それぞれの要望に応じてそれぞれは異なる漢方薬をお出しする結果となったが・・・それから5ヶ月後。
ちょうどほとんど同じ頃に驚くべき報告。
お二人が同じように骨転移などあらゆる箇所の癌細胞が大幅に縮小し、それぞれの主治医が過去に前例が見られない急速な転移巣の驚くべき縮小であるとお墨付きを宣言されながら、とても驚かれているという。
お一人はその検査データの詳細の印刷物を置いて行かれ、それを何度読み返してもこちらでも信じられない好転ぶりである。
このままお二人とも根治も夢ではないような状況であるが、それにしても不思議な共時性にはこちらも驚くばかり。
年齢もかなり離れているが、共通点といえば、原発が肺腺癌でステージ4で脳転移や骨転移が顕著であったこと。
また、同じ頃に当方に来られたことで同じ頃に異なる漢方薬類を併用されることになり、その後に急速に転移巣が縮小しはじめたことである。
このような共時性というものは、必ずや天の配剤によるものであるに違いないが、縁(えん)というものの不思議を感じざるを得ないのである。

2006年7月13日のボクチン(2歳) posted by (C)ボクチンの母

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