2013年08月22日

浮動性のめまいを主訴として様々な症状を抱える胃腸虚弱者からのご相談

IMGP6503
IMGP6503 posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:30〜39歳の女性
【 地 域 】:中国・四国地方
【 お問い合せ内容 】:初めまして。初めてメールいたします。

 昨年11月くらいから、仕事のストレスで浮動性めまいのような症状に悩んでます。
 MRIや耳鼻科でも異常はなく、もともと自律神経失調症でもあったため、(もう長いです)そのせいかと思います。

 何かをしているときにというわけではなく、1日朝から頭がくらくら左右あるいは前後に小刻みに揺れている感覚です。
 あと後頭部が重く、頭がボーとしており、耳の閉塞感も多少あります、肩こり、首こりもあります。

 現在、ストレスが原因ということで柴胡疎肝湯を出されています。効果は実感できません。

 あと、胃の調子がいつもよくないことが多く、食べるとすぐ、または2時間以内には胃もたれなど、気分が悪いです。げっぷも空腹のときにでもあり、(朝起きたてのときでも)少し何かを飲んでもげっぷがでます、でもげっぷが出るとすっきりして楽になります。

 先日、胃カメラ検査をして、多数のポリープがあり、(良性)逆流性食道炎になりやすい傾向だといわれました。ただ、胃酸や胸焼けの症状はありません。胃もたれするので、小食で痩せてしまいました。落ち込みます。
 嘔吐恐怖があるので、ご飯を食べれなくなることもあり、過呼吸になります。

 胃に関しては、香砂六君子湯、小半夏袈茯苓湯(頓服)、沢瀉湯(頓服)で飲んでいます。

 体格は痩せていて、虚弱です。舌は白いです。

 漢方薬局では水分代謝の悪さからのめまいではないかともいわれますが、げっぷは肝の流れが悪いから出ているといわれています。

 自分に何が適しているかわかりません。性格は神経質で不安傾向が強いみたいです。
 どうかよろしくお願いいたします。

2006年3月28日のボクチン(1歳半)
2006年3月28日のボクチン(1歳半) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:
 文面だけから拝察すると、半夏白朮天麻湯で胃弱とそれによって生じるめまいに対処できそうで、耳が塞がりやすいのと不安神経症気味な部分は香蘇散で対処できそうで、半夏白朮天麻湯に香蘇散の併用で一定の効果が得られるとように思います。
 あくまでメールの文面だけからの推測です。

 ただ、香蘇散には抗不安作用もありますが、とはいえ不安傾向が強い場合は派生する様々な症状に上記だけでは対処不十分な場合があり、その場合はやや特殊な漢方薬が必要である可能性があり、この部分は文面だけからはアドバイス不能です。
 でも、案外上記の2種類の併用だけでもかなり改善するかもしれません。

 但し、冷え症が強くて、なおかいつも雲の上に乗っているふわふわ感を伴っている場合は、半夏白朮天麻湯よりも真武湯の方が適応する場合が多いものですが、しかしながら貴女には吐き気恐怖もあることから推察すると吐き気止めの半夏を含んだ半夏白朮天麻湯+真武湯+香蘇散で対処した方が無難なように思えます。

 げっぷに関しては上記の方剤で改善できない場合は、他にもいくらでも方法はありますが、貴女のような胃弱の人には柴胡疏肝湯という処方は川芎など不適切な成分も含まれており胃の機能を却って低下させたり、枳実や青皮などによって体力を次第に奪うことだってあり得ますので使っても無駄あったことは当然だと思います。

 文面だけで処方を提示できることは少ないのですが、症状の記載がかなり具体的でイメージが把握しやすかったので敢えて参考処方を提示させて頂きましたが、現実には症状を消しながら真の体質改善を行うには、10日毎の詳細な観察と折々に症状に応じた微調整が必要で、少なくとも数処方の処方を併用する必要があるのが通例です。

 以上はあくまで文面だけから判断したヒントに過ぎませんので、固定的には考えないで下さい。
 文面だけでの推測と現実に直接面談しての判断とは大きくことなったケースは稀では無いので、あくまで文面だけからの推測に過ぎません。
 あしからずご了承下さい。
 とり急ぎ、お返事まで。

2006年3月28日のボクチン(1歳半)
2006年3月28日のボクチン(1歳半) posted by (C)ボクチンの母

タグ:めまい