2013年07月23日

アトピー性皮膚炎が主訴で逆流性食道炎が合併しているケース

2006年3月2日のボクチン(1歳半)
2006年3月2日のボクチン(1歳半) posted by (C)ボクチンの母

 主訴のアトピー性皮膚炎には4〜5種類の方剤の併用で一定レベルの効果が出ているものの、気になる逆流性食道炎には一向に効果がみられない。

 そこで例によってオルスビー錠を飲んでもらったところ、バッチリと素晴らしい即効が得られたものの肝腎なアトピー性皮膚炎に対して予想外に悪影響が強い。痒みが強く出て来るというのである。

 そこで胃酸の中和を考えることにして、イオン化カルシウムを試しに飲んでもらったところ、オルスビー錠ほどではないものの、十分に一定の軽減が得られて安堵した。
 おまけにアトピー性皮膚炎にも一定のバックアップが明らかに得られている。

 オルスビー錠がアトピー性皮膚炎に悪影響するかどうかは個人差が大きいので、絶対に使えないというわけではないのだが、他の疾患とは異なって極めてデリケートなアトピー性皮膚炎だけは、思いがけないものが合わない場合があるので注意が必要である。

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IMG_5404 posted by (C)ボクチンの母