2013年06月18日

真面目系男性のパニック障害には母親の過保護が必要に思われる

2006年1月19日のボクチン(1歳半)
2006年1月19日のボクチン(1歳半) posted by (C)ボクチンの母

 甘ったれた考えの男性達には厳しい対応をする傾向のあるヒゲジジイではあるが、それには例外があって不安神経症(パニック障害)や真面目系の陥りやすい鬱病には母親による過保護が必要であると思っている。

 重症のパニック障害には往々にして男性に多いように思われるが、会社に出勤不能レベルならまだしも、クビになった例も珍しくない。
 家に引き篭り心臓が今にも止まりそうな極度の不安など死の恐怖に怯えて悶々として楽しまない。

 このようなケースでは母親の付き添いと通訳が必要であり、それがあってはじめて能率の良い漢方相談が可能となる。ありきたりな柴胡加竜骨牡蛎湯や四逆散レベルでは対処しきれない場合でも、日本の漢方医学レベルとは異なって、中医学・中草薬の世界は広大無辺である。

 出勤不能レベルの重症者では一定の経費は免れないとしても、そのような重症例でもこれまで相談に乗った例では母親同伴が効を奏して全員社会復帰をはたしている。

 真面目系のパニックとは似て非なるもので、数十年前、直ぐに効果が出ないからと言って
「不安に襲われると自分が分からなくなって会社で刃物を振り回したことがあるんよね〜っ」
と明らかな脅し文句を吐いた男性には即刻漢方相談を打ち切って追っ払た。
 当時はこちらでも血の気が多かったので、こんな脅しをされてまでどうして相談に乗る義務があるのかっ、と実に腹立たしかったものである。

2006年1月19日のボクチン(1歳半)
2006年1月19日のボクチン(1歳半) posted by (C)ボクチンの母