2006年1月8日のボクチン(1歳半) posted by (C)ボクチンの母
脂漏性皮膚炎とて、病院の保険漢方で黄連解毒湯と桃核承気湯が投与されており、便秘症や生理痛は改善したが、肝腎な脂漏性湿疹はまったく効果が見られない。
ヒゲジジイの弁証論治の詳細は省いて結論だけをいえば、猪苓湯と茵陳蒿湯の併用で一週間で一定の効果が得られている。
結果的に病院の黄連解毒湯と桃核承気湯の投与は主訴に対しては誤治ではあったが十分に理解できる誤投与である。
次は顔面湿疹で、遠路はるばる関東から日帰りの強行軍で来られた人。
緊張によって顔面が紅潮して湿疹を伴う。解釈の仕方によっては「酒さ」とも取れるが、酒さであれば、病院漢方で十味敗毒湯がブームであるらしいが、当方に来られる酒さの女性達に十味敗毒湯がフィットした例は皆無で、いずれも共通している基本方剤のベースが杞菊地黄丸であることが多い。
余談はともかく、この顔面湿疹に病院からは六君子湯が投与されていた。まったく理解に困しむものである。
ヒゲジジイの弁証論治の詳細は省いて結論だけをいえば、柴胡桂枝湯に茵蔯蒿湯を併用してもらったところ一週間で一定の効果が得られた。
いずれも継続服用中であるが、あえて病院の保険漢方を話題に出したのは、寄せ手は返す波の音。
数十年前までは漢方薬をボロクソにくさして軽蔑しまくり、医師によっては罵詈雑言、ケンモホロロに親の敵にでもあったかのように否定しまくっていた連中が、昨今では漢方知識が乏しい医師達までもが嬉々として保険漢方を誤投与して患者さんにたち迷惑をかけている事例が目立つからである。
2006年1月8日のボクチン(1歳半) posted by (C)ボクチンの母
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