IMGP0807a posted by (C)ボクチンの母
昨今はこのブログの更新が滅多にないので、どうしたのだろうと問い合わせられることが多い。
その原因の一つは、昨今しばしばタイトルのような約束違反の問い合わせメールが多過ぎるからである。
このブログのみならず漢方専門薬剤師による漢方薬方剤漫遊記、漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂あるいはアトピー漢方専門ブログ、村田漢方堂薬局のアトピー漢方薬専門サイトなどを見た人が、素人判断で処方指名して値段だけの問い合わせをするという信じられないメールが目立つ。
素人判断は禁物であると再三再四書いて来たつもりだが、最近になってどうしてこのような安易な質問メールが舞い込むようになったのだろうかっ!?
直接来局される新人さんたちは関東や九州、とりわけ関東から遠路はるばる来られる人が多いが、わざわざどうして高額な交通費を使ってでも来られるのか訊ねると、その多くは保険漢方の病院はおろか漢方専門薬局で相談しても、短時間の相談のことが多く、効き目も出ないので結局転々と相談場所を変えても埒が明かず、意を決してトウヘンボクなヒゲジジイのところへやって来たのだという。
このように地元で相談しても埒が明かないので、遠路はるばる来られるような奇特な人以外の人達は、結局は上記のように素人判断で処方を指名して値段だけを問い合わせるようになるのかもしれない。
こちらでは新人さんともなれば、最低でも1時間、多くは2時間くらいみっちりと弁証論治を行うが、いずれの遠来者も、これほど時間をかけた漢方相談は初めての経験だと驚かれる。
これでは非能率で商売にならないだろうと心配してくれる人も多いが、大きなお世話である。
電話で問い合わせられる場合は一部の例外を除いて、そのほとんどを丁重にお断りしており、意を決して本気で直接「直談判」のつもりで来られる人だけを受け入れている。
といっても、病院治療では治らなかったり不十分であったり、さらには地元の漢方でもダメだった人だけを受け入れるという、かなり徹底した方針だから、少人数のスタッフでも十分な相談時間を確保できるのである。
IMGP0760 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:ありがた迷惑
【関連する記事】
- キャンペーン開催中!
- なんの陰謀かと疑心暗鬼
- 虚礼廃止・・・企業の年賀状廃止広がる
- 何のことはない、自意識過剰
- 悪いジンクス
- 「試しに一度飲んで見られませんか?」などのおべんちゃらは、絶対にあり得ない
- 病院などで既に十分に治療効果がある人達にまで、構ってはおれないのだが・・・
- 開店前に電話をかけられても、絶対に受話器を取ることができない理由
- その後の連絡は、まったく不要です
- 相談も何もあったもんじゃない
- 治療院?などからの紹介で来られる人達は、ちょっと困った問題が・・・
- トマス・ハーディの世界
- 真剣で真面目な新規相談者であれば、連日増え続けるのは構わないけれど・・・
- 渡り鳥さんを説得
- 師走になると、急にどうして?
- 渡り鳥がやって来る季節
- 「病院に行くのが面倒だから、よく効く漢方薬を下さい!」という新規相談者をお断りす..
- テレビやネット、あるいは雑誌で安易な病名治療漢方の記事を参考にされるのはご勝手だ..
- 「漢方薬の服用を不安がる人達」 からのお問い合わせには、そのことだけで万事休す
- 新規相談者は受け付けできない半ドンの土曜日、長々とした問い合わせ電話はちょっとネ..