2012年07月03日
漢方薬の併用で根治していたシェーンライン・ヘノッホ紫斑病
IMGP6110 posted by (C)ボクチンの母
6〜7年前に一年半ほど、入退院を繰り返されていた上記の疾患シェーンライン・ヘノッホ紫斑病で20歳前後の女性が母親に連れられて相談に来られた。
軽度の腎症も併発していて、潜血+3、蛋白尿+1、好酸球と白血球がかなり高く、赤血球関連の一部が低値など。
皮膚症状は両下肢に顕著に出現していた。
弁証論治にもとずいて、猪苓湯・白花蛇舌草・天津感冒片(銀翹散製剤)・板藍茶(板藍根)にササヘルスとイオン化カルシウムなどを1年半続けられた当初、病院から投与されていたプレドニン内服薬20mmgが15mmg⇒18mmg⇒16mmg⇒これから2週間ごとに2mmgずつ減量して三ヵ月後には3mmgとなり、1mmgとなった時点で、止めるのをきかずに漢方薬も持参して短期海外留学を決行。
心配された病状の再燃もなく、漢方薬類をまとめて補充購入されたまま、いつしか音信が途絶えていた。
ところが先日、ご家族が漢方相談に来られたついでの報告では、その後そのまま順調に経過してめでたく根治して、現在でも再発の兆候は皆無ということだった。
確認のため当時の相談カードを出して眺めても、しっかり記録が残っているのに頭の中の記憶は遠いかなたに去っていて、思い出すのに苦労した(苦笑。
最後は無音のままで、その後何年もたって、あのまま根治していましたという報告は多い。
それでいいんだけどっ。
IMGP6099 posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 23:44| 山口 ☁| 各種貧血症および各種紫斑病および疲労困憊状態
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