2012年06月16日

熱中症の後遺症にいずれの病院も漢方薬局からも温熱薬ばかりを奨められて副作用の連続

KSC_6034
KSC_6034 posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾
【 年 代 】:40〜49歳の女性
【 職 業 】:会社員
【 地 域 】:中国 地方
【 お問い合せ内容 】: 2度目の御相談をさせて頂きます。
熱中症により体調を崩した者です4/6ご相談)。

 いつもHPを読ませて頂いてます。 と言いましても専門的な内容は私には難しすぎて、主に写真の方を楽しませて頂いてます。
 先生のHPの中で「温め療法」について書いておられるブログを見て相談させて頂きました。

 先生に御相談しました4月以降も漢方専門医に通い、他の専門診療科医院でそれぞれの病名を付けられ、それぞれの薬を処方されました。
 結果症状は変わらず、専門の診療科ではそれこそ、専門内での病名しか出てこないんだと改めて感じました。
 又それと同時に中医漢方薬への思いが強くなりました。

 地元で中医学の薬局をさがしておりましたら、丁度新聞公告にて中医学医師による漢方相談がある事を知り、漢方薬局へ相談に行きました。
 症状を「フラフラして」とだけ言った所、冠元顆粒と婦宝当帰膠を1ヶ月分処方されました。
 冠元顆粒を飲んで1日目で発熱しグラグラしましたが(もともと微熱感あり)1週間飲みましたが改善せず、2度目の相談に行きましたら、清営顆粒と冠元顆粒を半分の量でと言われ半分量を服用しましたが、清営顆粒を飲むと腹痛がし、やはり発熱しました。1ヶ月間量を1/3にしたり、食後に飲んだりしましたが改善せず、3度目の相談では「婦宝当帰膠で様子を見ましょう」と言われました。

 その後、友人より良い漢方薬局があると聞き相談に行った所、ある程度の体質の質問はされました。
 体質等として、寒冷じんましん、円形脱毛症、爪が2枚にわれやすい、朝の頭重感、最近副鼻腔炎になり、まだ粘性の透明の痰が喉にくっつく。
 自分では冷え性ではないと思う(冬に靴下をはいて寝るくらい)、むくみ無し、現在は常時フラフラ感があり、微熱感もある。
 熱中症になってから体調を崩した等々細かく伝えたつもりです。

 そうした所「血流を良くし、身体を温め、血を増やしましょう」と言われました。
 処方は、苓桂朮甘湯とレバコールを2週間分です。
 その日の夜から上記薬を服用したところ、次の日には発熱し、眼球がむくむ感じや頭痛をともないました。
 2日間飲みましたが症状は改善せず再度相談に行った所「桂皮がダメだった」言われ、真武湯に変更になりました。

 真武湯を飲みましたら、また発熱と動悸。今度は内臓が煮えるような肺から熱い息が出る様な感じでした。
 やはり2日間飲み続けましたが、症状は改善せず3回目の相談にいきましたら、
「熱は気のせいでは?自律神経がおかしくなってる」と言われ「レバコールだけで様子を見て下さい」と言われました。

 家に帰り体温を測ったら37.4度ありました。処方された漢方薬を止めたら発熱はおさまりましたが、微熱感はまだあり、肺〜喉元が熱く重い感じがとれません。
 私の場合少し貧血があるので血を増やすのは納得できます。

 私への処方も身体を温めるものが含まれてると思うのですが、微熱感のある人にも温めの処方はするものでしょうか?
 服用後発熱するのは、やはり何かが違うのではと素人ながら思うのですが。

 私の発熱の症状は先生の言われている温め療法の副作用で、実はむやみに温めてはいけないのでしょうか?。
 もしくは、温めるのは正解だが、温める処方が私にフィットしてないだけでしょうか?。

 こちらでは漢方専門薬局は多くありません。その中の老舗の2箇所に、ただ「様子を見ましょう」と言われてしまい、またまた行き詰ってしまいました。

 先生の所へ伺いたいのはやまやまですが、先生の言われる「相当な覚悟」が私にはまだ出来てません。
 こちらから下関までは●時間半ほどで行くことが出来、関東、東北の方々と比べれば恵まれていると思いますが、 道中に体調が悪くなったらという不安感がり、どうしても踏み切れません。
 よって、申し訳ないと思いながら2度目のメールでのご質問になってしましました。
 どうぞよろしくお願いいたします。

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KSC_6041 posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:今回の詳細なメールを頂いて、些か驚いている次第です。

 下品な表現ですが、どいつもこいつも漢方薬局を名乗る資格のない配合ばかりで、病人を見たら冷えが原因だと決め付けたような漢方薬ばかりが出されるなど、本当に馬鹿者共が夢のあと、という感慨を持たざるを得ません。
 清営顆粒以外の方剤はすべて温熱薬ばかりで、とりわけ苓桂朮甘湯で熱証がますますひどくなり発熱や頭痛まで生じているのに、桂皮の温性どころではない熱性薬物の最高峰である附子の配合された真武湯を投与するとは、どうにも救いようがない薬局です。

 そもそも苓桂朮甘湯の服用の反応で、明らかな熱証が強いことが判明しているはずなのに、清熱薬に切り替えるならまだしも、さらに追い討ちをかけるように真武湯を出すとは言語道断!

 ともあれ、前回のご質問時に繰り返し書いていますように、貴女の病状には清熱舒筋法が主体になるだろう、あるいは上焦に鬱熱や湿熱が篭っているのではないかというヒントを書いていたはずですが、今回の温熱薬ばかりの投与を受けた反応からは明らかに熱証が主体であることは歴然としています。

 おそらく首の真裏を揉むと気持ちがよく、その同じ真裏を冷やすと気持ちがよいのではないかと想像しますが、舌を直接見ることができないので、それ以上の類推は不可能です。

 ところで一週間前に、アトピー性皮膚炎の男性が、関西の中医学では超高名な医師のところで2名、アトピーの漢方で有名な医師のところで1名、それぞれの医師のところで治らずやってこられました。
一時はよいときはあっても、いずれの医師のところでも、次第に腹部が冷えだしてアトピーは小康状態となり、一向に改善しないばかりか、腹部の冷えや寒気を訴えても、患者さんが多いために流れ作業になるのか、一向に配合を変えてもらえず、とうとう愛想を付かして実家が山口県にあるので、当方にやって来られるようになりました。(6日で2割改善)。
 前者の2名の医師は、腕と知識があっても患者さんが多過ぎて、それをさばくのに精一杯のようで弁証論治もクソもなかったようです。

 ともあれ、残念ながら、こちらに来られない人にはこれ以上のアドバイスは不可能です。
 当方ではいつもブログで書いていますように、(こちが嫌がっても)食らい付いて真摯に頑張れる人しか受け付けておりません。
 とはいえ、貴女の場合は体調がよくないために来られないのですから、このような通信は酷なことでしょうけど、これがメールでアドバイスできる精一杯のところです。
 あしからずご了承下さい。

KSC_6044
KSC_6044 posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:早々のお返事ありがとうございます。
 2度目のご相談だったので、お返事いただけるかドキドキしてました。

 前回のご相談時に「清熱舒筋法」のアドバイスを頂いてましたので、すぐネットで調べ「体内の熱を冷まし筋肉の動きを伸びやかにする」事が私の治療法の主体であるのだと理解したつもりでしたが、行く薬局薬局で発熱する処方をされるので、もしや風邪になった時などよく「温めて汗を出して熱を冷ます」効果なのかと思ったりしてました。(汗は全く出ず乾いた熱感でしたが・・)。

 やはり、言語道断!だったのですね。附子が熱性薬物の最高峰なんですか。
 どおりで身体が燃えてる感じでした。

 疑問に思ったら薬剤師さんに聞くべきでしたが、「これを飲んだらもしかしたら良くなるかも」と言う期待や願いの方が大きかったのだと思います。

 首の真裏は冷やすと凄く気持ちが良いですが、揉むと「豚の角煮の脂身部分」を押しているような感覚で手ごたえが無い感じがします。

 今は、これからどうしたらいいか考えてます。
 先の2件の漢方専門薬局には行くつもりはないので、もう少し範囲を広めて探してみたいです。
 諦めず色々と試してみます。

 不思議と村田先生にスパーンと裏表のない率直なお返事を頂くと爽快と言うか気持ちが楽になります。
 本当にありがとうございました。

KSC_6049
KSC_6049 posted by (C)ボクチンの母



posted by ヒゲジジイ at 07:51| 山口 ☔| 熱中症や冷房病 | 更新情報をチェックする