2006年11月13日

お返事に窮するお問合せ特集

(その1)漢方薬は漢方医学に中医学理論を導入した中医漢方薬学サイトのお問合せフォームより、
性別 : 男性
年齢 : 60歳〜69歳
御職業 : 無職
簡単な御住所 : 東海地方
御意見や御質問をどうぞ : 初めまして。
 以下の件についてよろしくご指導ください。
 抗がん剤の「●●カプセル」について胃癌の術後で抗がん剤(大鵬製薬のTS1)の服用を始めましたが、最初の4週間の内2週間服用で副作用が強く表われ服用中断となりました。
 「●●カプセル」の併用について、ご意見を賜れないでしょうか。どうかよろしくお願いいたします。

お返事メール: 拝復
 「●●カプセル」なる製品については全く当方では取り扱いもなく、メールを頂いてはじめて知ったばかりです。
 後学のため先ほどネットで調べて見ましたら、取扱店が閉鎖していたり、記載を削除されていたりするので?????大丈夫なのかな?と思ったりもします。
 ともあれ、このような御質問は入手されたところの専門家にお訊ねになるのが筋ではないかと思います。

 まったくお役に立てずに申し訳ありません。
                     頓首

「漢方薬は漢方医学に中医学理論を導入した中医漢方薬学」サイト:管理人

天天素事件のような問題が生じなければよいが・・・

(その2)性別: 女性
年齢: 40歳〜49歳
ご職業: 主婦・主夫
簡単なご住所 : 中国地方
お問い合わせ内容 : 不妊治療を二年続けて、去年からは体外受精をしていますが、卵が育たなくてうまくいきません。
 受精二日目まではグレードもいいのですが、それ以降分割がとまります。体重80キロ、足先はいつも冷えている感じです。内幕も厚くなりません。

お返事メール: 拝復
 文面だけでは、御質問の趣旨がやや不明ですが、少なくとも体外受精を試みられる前に、漢方薬を用いた通常の自然妊娠を考えてもよかったのではないかと、些か残念な気もします。
 以上、簡単ながらお返事まで。

追記:参考文献 
子宮内膜症と不妊症の漢方薬、および体外受精について


(その3)関東方面の40代?女性薬剤師(現在家庭の主婦業?)
〔前文略〕
 ひとつ、お聞きし忘れたことがありまして、度々申し訳ございません。
 舌質が淡紅でも、舌先が紅の場合は弁証論知ではどのようにかわるのでしょうか?
 自分では、気血両虚と判断していたのですが。
  私自身●●に居住していたら毎週でも通っていたかもしれませんが、
 遠いことを口実に しつこいストーカーメールを送り、ご迷惑極まりない事百も承知で、
 申し訳ございませんがまた送らせて頂きました。

お返事メール: 拝復

脾肺病としてのアトピー性皮膚炎

このページの症例、第一例目を研究して下さい!

追記: よく見たら、第一例目のみならず第二例目も、第三例目も淡紅舌で舌先は紅の症例ばかりだから、この三例をじっくり読んでもらえば理解できるはずである。
 昔に書いたものだから久しぶりに読んで気が付いたのだった(笑)
 要するに単純には決め込めない、他の要素も複雑に絡んでくるので、総合的な分析力が必要。
 血虚の問題にしても、気虚を解決すれば血虚もおのずから解決することが多く、その証拠に気虚を解決するはずの補中益気湯にはどうして当帰が配合されているか? これは中医学における基礎的で当然な配合でもある。
 それぞれの個別性(個人)における気虚と血虚の因果関係によって気虚の薬物に重点を置くか、血虚の薬物に重点を置くべきかが決まる。
 とりわけ気虚証の場合には多かれ少なかれ血虚を伴って当然であるという認識は不可欠である。
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posted by ヒゲジジイ at 00:52| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする