2012年04月26日

柴胡疎肝湯エキス製剤は意外に使えそう

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IMGP0336 posted by (C)ボクチンの母

 ストレスの多い現代社会は猫の世界でも大変らしい。

 ましてや人間社会では昨今の政治家を見れば分かるように、人間の質が極限まで低下している。

 だから日々、まともな話しが通じにくい電話の問い合わせに日々苦慮している受付嬢のストレス量は想像するに余りある。

 それゆえ日頃から四逆散製剤を愛用していたようだが、昨今、小太郎製薬から新発売された四逆散加味方剤の一つである柴胡疎肝湯エキス製剤をためしに服用してみたという。

 ところが最初から少し危惧していた川芎(センキュウ)の配合が、案の定デリケートな肌に影響したが、腹部症状には四逆散以上の効果を発揮する。想像通り配合中の青皮の薬効が優れているように思われる。

 そこで川芎の刺激を緩和すべく清熱剤を適量加えることでバランスを取ると、気持ちよく服用できるようになった。
 大いに喜んで、しばらく常用したいと早速一定量の仕入れ注文を出しているようだった。

 この受付嬢(薬剤師)という人は、若い頃は延年半夏湯のお世話になったり、人参養栄湯や柴胡桂枝乾姜湯の時期もあったり、あるいは慢性気管支炎による持続する微熱を竹葉石膏湯で治したり。

 要するに若い頃から病気の問屋さんで、その都度、様々な漢方薬を駆使していずれも克服している。

 その圧巻は、五十代前後でぶどう膜炎や虹彩炎とも診断され、一時は最悪の状態を様々な漢方薬を駆使し、熊胆の点眼薬を自家製造して愛用しながら、内服する漢方薬類は厳密な弁証論治に基づく多種類の製剤を併用することで数年前からは完全寛解状態を維持している。
(お隣さんが眼科の先生だから一年に1回くらいは検査を受けて確認している様子。)

 ともあれ、昨今は受付嬢という仕事特有のストレスから四逆散の加味方剤である柴胡疎肝湯(柴胡疎肝湯)エキス製剤がしばらく愛用薬となりそう。(といっても他にも黄連解毒湯や分消湯、大柴胡湯など愛用薬はさらに多数・・・苦笑)。

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