久しぶりの肉体疲労が、却ってよい刺激になったらしく、ここ数年来の老化が一気に若返ったように疲労感や、頚椎症からくるらしい疲労時のフラツキ感が滅多に出なくなった。
引き続き八仙丸と柴胡加竜骨牡蠣湯と疎経活血湯加減方剤と地竜を続けているが、なかでも肺腎陰虚に対する八仙丸の量を増やしてバカスカ服用しているので、急速に体力・気力が10年前の勢いに戻りつつある。
ここ数年、食後にどうしようもない疲労感、とりわけ平日の昼食後の30分は、横にならないとおれなかった悪循環がほぼ断ち切れた。
思えば、数週間前、久しぶりに自分の舌を覗いて愕然としたのだった。前半分の舌面に細かなヒビワレが顕著で、ほぼ無苔。後ろの半分は黄膩苔。舌下絡脈の青黒い怒張はもっとも顕著。
とりわけショックだったのが、陰虚(陰液虚損)の徴候が歴然としていることだった。
しかしながら、これらの方剤を真面目に服用することで、一月も経たないうちに歴然とした効果があらわれはじめ、歯科的問題以外は、ほぼ完ぺきに近く健康を取り戻しつつある。
皆がみな、このように1〜2回の微調整で、しっかりした配合が決まれば苦労はないのだが・・・。
しかしながら、自分の身体こそ先入観が入り過ぎて正確な弁証論治は意外に困難なことが多いといわれるが、まずはヒゲジジイが健康でなければ、示しが付かないだろう。
ところで、ヒゲジジイの命の綱、哲学の煙を指摘して、メールで余計なお節介をされる人が最近多くなって困っている。
指摘されればされるほど、逆に発奮して余計に本数が増えるではないですかっ!
哲学の煙は嗜んでも、理性を失わせるアルコールは一切飲みませんよ。飲めないのではない、飲まないのです、一滴たりとも!
アルコールの席でみっともない姿を無数に目撃して、絶対にあのようなブザマな状態になりたくないとの嫌悪感が強い。酒の席だからと許されるのが許されない。あのような人の理性を狂わすものは御免蒙りますよ。
アルコールがなくったって、理性を保持したままで物事に酔いしれることはいくらでも出来る。
ともあれ、アルコールも飲まない、哲学の煙も嗜まないでは、聖人君子以上の神様になってしまうだろう。
哲学の煙ぐらいは嗜んで、いつまでも人間でありたい。
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