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保険がきく漢方薬の扱いは一切ありません、というよりも、そもそも保険漢方は病院や診療所(クリニック)など、保険医によって処方される漢方薬だけに限られるのは常識だろう。
それなのに、相変わらず「保険はききますか?」という質問が電話だけでなく直接やって来て問い合わせる若い男女さえも多いことにあきれ果てる。
そもそも昨今、NHKテレビがどこやらの保険漢方エキス剤の専門メーカーの宣伝まがいの放送を繰り返しやっている影響も大きいのである。
あのような放送内容と、当方のような漢方専門薬局とは何の係わり合いもないのだから、抑肝散が欲しけりゃ病院に行ってよく相談するように伝え、日夜逃げまくっている(苦笑。
あるいは女性の不定愁訴とて、病院の漢方薬を使い果たして治らない人だけがやって来るべきところで、保険漢方に拘る人達とは無縁の漢方薬局である。
中にはNHKテレビで漢方薬を宣伝してくれるから、よく儲かってしかたがないだろう!?というピントはずれの揶揄を聞かされることも多い昨今だが、あのレベルの漢方と比較されること自体が当方にとっては大いに侮辱である。
世の中には保険漢方とは無縁の優れた漢方製剤が五万とある。
たとえば、天津感冒片(銀翹散製剤)や衛益顆粒(玉屏風散)、温胆湯に藿香正気散、生薬製剤二号方に荊防敗毒散、延年半夏湯や補気建中湯、分消湯に葛根黄連黄芩湯、沢瀉湯に柴胡疏肝湯、柴芍六君子湯、参苓白朮散に独活寄生湯、杞菊地黄丸に苓桂甘棗湯などなど、乾姜人参半夏丸とか挙げればまったく際限がないほど続く。
ったく保険漢方レベルとは比較にならない各種牛黄製剤や麝香製剤まであげれば、保険適用外の漢方製剤なればこそ、本来の漢方薬の実力を発揮できるというもの。
要するに、保険漢方にこだわる人達とはまったく無縁の村田漢方堂薬局なのでした(呵呵。
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