2006年10月22日

皮様嚢腫の漢方相談

年齢 : 40歳〜49歳
簡単なご住所: 中国地方
お問い合わせ内容 : ホームぺージを拝読しました。実りあるお仕事をなさっていることをお教えくださり、ありがとうございます。
 ご多用とは存じますが、下記(〇〇産婦人科・〇〇〇〇〇〇〇〇受診結果)お目通しの上、お知恵をいただければ幸いです。

 病名:
 卵巣嚢腫診断法 :内診・超音波検査・血液検査・MRI検査種類
 :皮様嚢腫( 経過観察をしたとしても最終的に手術療法)腫瘍の大きさと位置:左卵巣6センチ大

 私としましては、手術を行わず病院で定期検診をうけながら過ごす道を探っております。
 しかし、腫瘍の種類からすると難しいようにも考えております。
 貴店にうかがいまして、村田様にご相談するお時間は頂戴できますでしょか。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。


お返事メール:拝復
 「皮様嚢腫」の診断を受けて手術を免れたい一心で、漢方薬を利用されている方もおられます。婦人科系の良性腫瘍類での相談はとても多く、若い人ではチョコレート嚢胞の手術後に再発し、繰り返しの手術を避けたい為に漢方薬を利用されておられる人も常に複数おられます。
 その他、様々なタイプの卵巣嚢腫で内容物が水様のものは、速効で消失したかに見えても服用を中止すると直ぐに再発し、徹底的に連用して再発もなく経過している人や、様々です。県外でも、子宮頚ガン手術後に卵巣に生じた腫瘍で、悪性か良性か診断が付かずに経過観察中に漢方薬を利用され、真面目に服用されたときには一旦消失したかに見えたものが、少し手を緩めると再発し、真面目に続けると小さくなるという、その繰り返しの婦人が既に10年以上のお付き合いとなっており、最近では主治医も良性だろうと言われていると言います。

 「皮様嚢腫」にしても良性であり、悪性に変わる確率は低いのですから、貴方のお考え方次第です。どの程度に有効なものかは、やはり常にブログ類に書いていますように、弁証論治の正確さ如何にかかわることで、それには服用者が熱心に一旦は漢方に賭けてみるかどうか、またどの程度の有効性、完全に消えないまでも小さくなる可能性など、多少の運も関わることでしょう。
 
 いずれにせよ、命に関わる病気でもないのですから、経費のかかる自費の漢方に貴方が賭けてみられるどうかの問題です。特に当方に御質問の場合は、それにつきます。
 当方にかなり近い場所の人こそ、優柔不断になりやすいものです。
 直接来られてのご相談がご希望のようですが、どうしようかと迷われている間は、来られるだけ無駄だと思います。
 決して人に奨めるような商売人ではありません。薬局ではいかに適切な漢方薬を見つけるかに専念する神聖(笑)な場所です。しばしば「話だけでもお聴きしに伺っても宜しいでしょうか?」というお電話やメールを頂くのですが、すべてきっぱりお断りしています。迷っておられる方にまで貴重な時間を浪費したくないからです。

 実際に当方の漢方に賭けて来られた人だけが知ることですが、適切な漢方薬を見つけるために、ない知恵を絞りに絞って時々哲学の煙を必要とするほど頑張りぬいています。
 その頑張りが出るのも、遠近を問わず、真剣に漢方薬に救いを求めて来られる人たちだからこそ燃やせるエネルギーで、迷われている間であれば、直接来られて相談されるより、このようなメールでお問合せが正解です。

 メールでの御質問であれば、時間が取れたときにこうしてお返事できますが、もしも直接来訪された方が迷われている段階であれば、まず奨めることはせず、無駄足となることは必定です。
 些か冷たいお返事になったかと存じますが、当方の漢方を利用される方の殆んどが、保険漢方で治らず、西洋医学でももう一つ、あるいは有効な手段が見つからない、という状況下で、賭けのつもりで来られている人ばかりなのです。
 人間様の病気と言うものは、自動車の修理のように簡単に部品交換して終わりというような簡単なものではないだけに、絶対がない世界ですので、どうしても「賭け」とならざるを得ないと思います。

以上、簡単ながらお返事まで。
                     頓首

村田漢方堂薬局 村田恭介拝
タグ:皮様嚢腫