山茱萸 posted by (C)ボクチンの母
2011年02月06日 悪性リンパ腫の漢方相談のお返事メールでは
悪性リンパ腫は漢方薬で容易に治るような病気ではありません。とお断りしていたところ、熱心な依頼でやって来られ、一度目の配合ではピントのズレがみられた。
でも、さいわい西洋医学の化学療法がかなり有効なことが多い腫瘍ですので、西洋医学治療にご専念下さい。
取り急ぎ、お返事まで。
2回目に配合を修正したところ、明らかにフィットした感触を得たので、そのまま継続してもらいつつ、病院では点滴による抗癌剤治療が開始された。
1〜2時間かかる道中を熱心に当方にも通われ、幸いに抗癌剤による副作用も僅少で、おまけに牛黄製剤など多種類の中草薬配合の効果が大いに発揮できた。
主治医が何度も首を傾げて不思議がるほど抗癌剤による骨髄破壊の影響も極めて僅少、毎回、白血球の減少がほとんど見られない。
白血球が破壊されないのに肝腎な抗癌作用は大いに発揮され、誰が見ても驚くほど腫瘤は縮小して半年も経たないうちに外見からはまったく確認できないほどまで改善した。
実際に癌細胞そのものがほとんど消失するに至っていると医師に告げられている。
実際のところ、当方に来られる以前には、ご家族は主治医から予後は極めて不良であると宣告されていた。
しかしながら、ご高齢にもかかわらず物の道理の理解力は抜群。そのお陰でこちらの弁証論治もまことにスムーズに微調整が可能だった。
その後も抗癌剤の副作用をしっかり防御しつつ極めて経過良好。
ともあれ、昨今、お電話のお問い合わせのみならず、メールでのお問い合わせには、安易なお返事はしない習慣となっている。
ましてや、はじめてのご高齢者はどのような病気であれ、理解力の点で問題が生じることが多いので、丁重にお断りするのが通常であった。
それでも食い下がって来られる情熱がおありだったので、こちらも真剣勝負で無い知恵を振り絞った結果、理想的なバックアップが出来て、かなりな成功例と言えそうである。
IMGP6667 posted by (C)ボクチンの母
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