常連さん以外では、先週の火曜日に突然見えた関東の若者が、順調に経過しているので(翌日にも効果が見えたアトピー)まとめて送って欲しいという一件だけ。
その間にはお問合せも頻繁にかかる。最近は例によってHPを見てのお問合せも増えている。
忙しい最中であればなおさら時間が惜しいので、受話器を取る女性薬剤師のお返事は紋切り型となりやすい。「直接来られないことには・・・・・」これが決まり文句で、及び腰の人やお気軽な人のチェックが出来たものと思い込んでいる。
近くで耳に入ることもあるヒゲ薬剤師も上手な断り口調だと思い込んでいた。
これまでこの紋切り型のお返事に対して、日をあらためて同じ人が、近々伺いますからという電話が何本も入ったが、わざわざのご連絡にも関わらず結局、無音のままということも多いので、多忙中の電話の応対には同様の紋切り型「直接来られないことには・・・」で定着していたのだった。
当然の紋切り型のはずだが、なかには女性薬剤師が直接来てくれるように懇願したものと誤解される人も出てきたので、青天の霹靂である。
曲がりなりにもヒゲ薬剤師の部下の女性薬剤師である。断じて懇願することがあるものか。直接来れない人は、お話にならないから紋切り型で時間の節約をしているだけだ。
何と、手前味噌に上手に誤解する人も世の中にはいるものだと、感心するやら呆れるやら。
世の中には大病院の医者に対しても、ましてや市井の薬局薬剤師に対して、いかに強い立場に立つべきかという工夫に余念のない輩も多いと聞く。身内の医師たちの研修医時代の苦労話を聞けば、平成時代の錯誤した風潮が知れるというものである。
ここ村田漢方堂薬局は明治時代の日本である。断じて平成の日本ではない。平成の巷の風潮が通用すると思ったら大間違い。
へたな駆け引きナンゾをされればされるほど、ヒゲ薬剤師はやる気を失うだけ。誰も何の得にもなりゃしない。
【関連する記事】
- ワクチン接種を拒否せざるを得ない事情
- 目の下や唇の痙攣に対する漢方薬は、病因・病機によって異なるので、他の疾患と同様、..
- 急性外感病など急性疾患に見舞われたとき、日頃から常用している漢方薬類は・・・先急..
- 故張瓏英先生の著作物についてのご質問など
- いつも書いているように関東地方こそ、漢方薬局が犇めいているはずだが(多汗症のご相..
- 漢方の専門的知識の教授依頼
- 返信不可能な問い合わせメールがあまりにも多過ぎる
- 主訴が胃症状の場合は、しばらくは胃症状に対する漢方薬にだけに絞り込んでもらうべき..
- あらゆる薬に胃もたれを生じる虚弱体質者からのご相談
- 焦りは禁物
- 村田漢方堂薬局では「強迫神経症」を含めた精神疾患は最も不得意分野ですが、他所の漢..
- 芍薬甘草湯は、別名「去杖湯(きょじょうとう)」とも呼ばれ、朱氏集経方に「脚弱力な..
- 出された漢方薬が疑問であれば、遠慮せずに購入されたところで質問すべし
- 昨日の続き:中国の医療事情の一端
- なかなか見つからない頼れる漢方薬局についてのご相談
- 当帰四逆加呉茱萸生姜湯は「しもやけ」の代表的治療方剤でもあります
- そりゃ〜お返事は、あり得ません
- 漢方薬局のかかり方
- 当帰四逆加呉茱萸生姜湯は「しもやけ」だけのチャチな漢方薬ではありません
- 健康補助食品の乾燥ミミズ(田七人参含む)を服用して熱証から強烈な寒証に転じた人か..