XSC_0581 posted by (C)ヒゲジジイ
毎年のように各地の見ず知らずの医師から突然に電話がかかる。
その多くは各種疾患(各種の末期癌など)による腹水治療の漢方処方を指南して欲しいという依頼である。
昨年は中国地方の総合病院の医師から、今年は九州地方の開業医さんから。
いずれもご丁寧に名を名乗られるのはよいが、昨日などは患者さんの病状の資料をFAXで送信するから指南して欲しいという依頼である。
このようなことが度重なると、なんだか製薬会社のMR扱いされているようで些か不愉快である。
こちらは本業の仕事の真っ最中である。
どうして、見ず知らずの医師たちに付き合ってやるヒマなどあろうか。
当然、この度もケンモホロロにお断りした。
いやしくも漢方薬を用いるからには各種の腹水にしばしば用いられる補気建中湯や分消湯など、常識中の常識方剤である。(但し、これらのエキス剤は保険適用外)。
常識ではあっても的確に使用しなければ、必ず効果が出るとは限らないし、こられの方剤以外の配合のほうがよりフィットすることだって大いにあり得る。
漢方薬の使用をMRのアドバイス頼りにする日頃の習慣丸出しで、当方をMR代わりに利用されてはたまったもんじゃない。
漢方薬投与をMRのアドバイスに頼ってばかりいる医師に限って、肺熱や肺陰虚が歴然としている患者さんにまでお構いなしに、それこそ誰彼なしに小青竜湯一辺倒の誤った投与を繰り返している。
そんないい加減な漢方投与を繰り返すから、不審に思った患者さんたちが、漢方専門薬局に相談に行かざるを得ない羽目に陥るのである。
漢方薬を甘く見ちゃ〜イカンゼヨっ
数十年前までは、ほとんどの医師達が、漢方薬をケンモホロロに馬鹿にしていたというのに、実に隔世の感があるとはいえ、当方をMR扱いするとは些か無礼ではありませんかね〜っ。
XSC_0576 posted by (C)ヒゲジジイ
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