2012年02月25日

NHKが病院の漢方の宣伝するとは・・・

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見事にカウンターパンチがヒット! posted by (C)ボクチンの母

 本日土曜日の19時30分から、NHKの「夜なのにあさイチ」という番組で「漢方スペシャル」を一時間半にも亘って、要するに医師の漢方薬を賛美する宣伝放送。

 この番組自体が、どんな政治力が働いて実現されたかは様々に想像されるところだが・・・

 ひと昔前までは、ほとんど多くの医師たちは、漢方薬を蔑み、馬鹿にして、中には罵詈雑言まで吐いて、漢方薬を敵視する医師もかなり多くいたほどである。

 ほんの数年前でも、某大学病院ではこぞって漢方薬を頭から否定し、その大学では漢方薬の「か」の字でも話そうものなら、ケンモホロロに患者さんは罵られた。

 けっしてオーバーに書いてるのでもなく、実際にその言葉の暴力にあった末期癌の患者さんが青くなって当方に報告された事実がある。
 その大学病院ではこの患者さんに限らず、大学病院全体がこぞって漢方薬を否定し続けた事実を様々な多くの患者さんから同様に伝え聞いている。

 もしかしたら現在でも相変らずの漢方薬を否定する確信犯かもしれないと危ぶんでいる。

 テレビで医師の漢方を宣伝するほど喜ばしい話ばかりならよいが、現実には巷の医師達の漢方で痛い目にあって、西洋医学も駄目、医師の漢方もダメ、それで止むを得ず自費の漢方薬局に訪れる患者さんたちがとても多い現実がある。

 先日もこのブログで書いたばかりだが、麻黄細辛附子湯と小青竜湯を同時に保険漢方エキス剤で投与するとても危険で無知な医師が後を絶たない。

 それでなくとも漢方知識が皆無に等しい医師達が、適応する確証もないまま、麻黄湯や小青竜湯ばかりでなく大建中湯や芍薬甘草湯が派手に乱用される。

 西洋薬のような重大な副作用は滅多にあり得ないからといって、いつかまた過去の小柴胡湯乱用事件の時のような社会問題を起こさなければよいがと、危惧している漢方専門の医師や薬剤師は日本全国に多い。

 ともあれ、放送された内容は、案の定、中医学とは無縁な日本漢方による治療ばかりで、かくして若い女医さんたちが活躍できる場があるのだな〜と、ほほえましくもありましたね〜(笑。

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IMGP9611 posted by (C)ボクチンの母


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posted by ヒゲジジイ at 22:30| 山口 ☁| 病院の漢方薬 | 更新情報をチェックする