
FSC_5521 posted by (C)ヒゲジジイ
三十年以上の常連さんはもとより二十年以上、あるいはたとえ僅か十年以上というレベルの人でも、弁証論治にもとづいた適切な漢方薬を常用されている人で、癌や認知症になった人はいない、と公言して来た。
ところがよくよく調査してみると、実際には87歳になって認知症を発症した人が一名おられた。
癌のほうでは、途切れ途切れに長年当方の漢方薬を断続的に利用されていた人が70代になって胃癌が発見されて部分切除。(その後、当方の漢方薬類を熱心に続けてもうすぐ5年になる。)
どう調べてもこの例外的な2名だけだと思っていたら・・・
村田漢方堂薬局を開いた直後から三十代でさまざまな症状を抱えた虚弱体質の改善に、熱心に途切れることなく続けておられた人が、七十代になって数年前、悪性リンパ腫と胃癌と甲状腺癌を同時に疑われる事態が勃発した。
恐らく大事なご家族が亡くなったショックで免疫を一気に落とされたに違いない。
大の漢方ファンの彼女は、何でも飲むから疑いを晴らして欲しいとのことで、疑われている部位と体質を考慮して、最善と思われる漢方薬や中草薬を続けてもらった。
ようやく一年半過ぎるころには、次第に疑いが晴れ、昨年にはまったく問題がなくなったと主治医から太鼓判を押された。
これで経過観察という名目の頻繁な検査も半年からさらに一年後とのびた。
村田漢方堂薬局の歴史とともにあった人が、よりによってナゼ?とこちらもショックであったが、考えられる限りの知恵を絞った中草薬類によって完全に疑いが晴れた。
これで面目を保ったという問題以上に、この仕事を長年やって来て、これほど嬉しいことはなかった。
いつも温厚で慎ましい人。ガキンコと変わるところがないヒゲジジイを二十代の頃から育ててくれた恩人ともいえる大事な患者さん。
とはいえ、当時こちらは二十代の前半、彼女は三十代、そのころからの長いナガイお付き合い。
今年か来年で四十年来のお付き合いということになる(苦笑。
村田漢方堂薬局の常連さんに多い今年90歳になる人達の元気で長生きでボケない様子を見ていると、村田漢方堂薬局もあと少なくとも30年は大丈夫そうに思われるが・・・
ホンマカイナっ???

FSC_5126 posted by (C)ヒゲジジイ
【関連する記事】
- ヤフーニュースでは、相変わらず、ほどほどの著名人の死亡記事が目立つが・・・
- さあ、どうしますか飲酒家のみなさん、アルコールの発癌性は想像以上ですが・・・
- 仕事上で何度か遭遇したことから「がん検診」に懐疑的に
- がん検診を受ける価値ありやナシや
- このような奇特な医師に巡り合えば癌末期でも苦しまずに延命できる
- 高齢者の末期がんのご相談
- 中医漢方薬学におけるがんサポートに必須なもの
- 転移癌の予後は、主治医の技量と度量に、かなり左右される
- まずは好きな食べ物を中心に、食い力(くいぢから)こそ重要なのでは
- 高齢者にとっては、初期癌よりもコロナの方が怖いだろう
- 死の恐怖がなくなると、漢方の効果も
- 世の中、そんなものでしょう
- 一貫堂の中島随象先生の各種癌に対する処方例
- 心と身体の無視できない、強い相関性の問題
- 明らかに逆効果だった転移癌に対する姑息手術
- 「抗癌剤をしなければ余命半年」という脅し文句
- 厚生労働省発表によると、2016年の新規がん患者は大腸・胃・肺・乳房・前立腺の順..
- 休業日の前後は新規相談は受け入れ不可能なのに
- 希望通りの試作品
- やっぱり美味しいものを食べて、しっかり栄養を付けるに限る