FSC_4600 posted by (C)ヒゲジジイ
ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 30歳〜39歳の女性からのご質問でご本人は60代の母上
簡単なご住所 : 東海地方
具体的な御職業 : 専業主婦
お問い合わせ内容 :
肺癌を患う母(6?才)が、タキサン系抗癌剤の副作用による足のしびれ、感覚の麻痺に悩んでおります。
そのような症状に、牛車腎気丸が効果ありと耳にしました。
本人が期待しており、試したいのですが、副作用にある間質性肺炎が心配です。
今のところ癌は肺のみですが、先々月、抗癌剤の副作用と思われる肺炎で生死をさまよったため、体力が落ちており、特に気になっております。
主治医は多少のしびれがあっても、命があるのだからよしとしないと!との考えで、しびれに関する相談はしずらいのです。
このような質問は受けられない類いかと思いますが、率直なご意見を伺いたくよろしくお願い申し上げます。
FSC_4602 posted by (C)ヒゲジジイ
お返事メール:
いまさら言ってもしようがないことですが、
>抗癌剤の副作用と思われる肺炎で生死をさまよった
といわれるように命の危険をおかしてまで抗癌剤を使用する意味がどれだけあったのか、甚だ疑問です。
ましてやそれに加えて「副作用による足のしびれ、感覚の麻痺」とは、踏んだり蹴ったりという言葉がまさに相応しいように思います。
過去、体力がないから抗癌剤はしないほうがよいだろうと言われていた癌患者さんが、当方の漢方薬で体力が付いたのをよいことに、主治医が大変喜ばれて「これなら抗癌剤に耐えられるだろう」と強行したために、あっというまに転移が拡がって極端に死期を早め、明らかに逆効果だった例を何度も経験しています。
逆に固形癌とは異なって多くの血液癌では・・・・・たとえば現在も適切な抗癌剤と漢方薬の併用によって骨髄にもほとんどダメージを受けず、常に白血球はほとんど正常値を維持し、四期の悪性リンパ腫がぐんぐんよくなっている例を現在進行形で目の当たりにしています。
ともあれ本題の牛車腎気丸ですが、もしも母上の体質が肺熱や肺陰虚の兆候があれば、絶対に使用すべきではありません。
もしも使用すれば、牛車腎気丸中の附子や桂皮、とりわけ附子によってますます肺熱や肺陰虚を増長するので、禁忌です。
母上の現在の体調が、牛車腎気丸が本当に適応するかどうかは、地元の中医学に堪能な漢方薬局か、知識のある医師に直接訪問されてしっかり確認すべきです。
肺炎を起こした後だということから類推すると、肺熱が残存していることがあり得るので、しっかり専門家にみてもらうべきです。
以上、ご要望のあくまで個人的な「率直な意見」として、忌憚無く述べさせて頂きました。
FSC_4322 posted by (C)ボクチンの母
折り返し頂いたメール:
早速のお返事ありがとうございました。
もともと体力のある方だと自負していた母、主治医との関係も良好に築いており、治療に関して信頼しきっておりました。
しかし不具合をまっすぐ伝えられない関係は良好とは言えなかったか...早く気付くべきでした。
離れて暮らしているため(実家は関東です。)信頼のおける薬局を探すのも、相談に付き添うのも容易ではないですが、後悔しないよう探してみようと思います。
IMGP4013 posted by (C)ボクチンの母
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