遠方の人からのお問合せが多いので、通える範囲のところで専門家を見つけるようにアドバイスすれば、きまってその方の近くの漢方医を紹介してくれというメールが折り返し帰ってくることが多い。
大概は、漢方薬局を望まず、漢方専門医を紹介してくれという方が多い。 保険のきく漢方専門でいいところはないだろうかという御質問をされる方すらある!
これらのお返事は、すでにこのブログでも繰り返し書いたことなので、もはやあまり繰り返し書きたくない部分である。
それが分かればこちらだって苦労はしませんや、というところで、保険はきかないところだから、同じ保険がきかない漢方の場合は、むしろ漢方薬局の漢方より経費はかかるかもしれないが、ここなら大丈夫だろうと思ってご紹介したところが、残念ながら・・・ということばかりが続くので、迂闊に御紹介できないし、ましてや極端な遠方となると、こちらには皆目見当もつかないのだから、ご自分達で地元を探す以外にはないだろう。
遠隔地の方でも、東京でもいいから紹介して欲しいと望まれる人も多いが、それが分かれば苦労はないし、下関くんだりまで関東地方から来られる人が一番多いという不思議な現象は、雲散霧消するはずである。
ということで、御紹介するのはコリゴリしているので、その依頼だけはしないでほしい。親切心を出してご紹介したあげくに、駄目だったじゃないか〜〜と詰め寄られて困り果てた経験もあるのだから、見ず知らずの遠方の人に、お気楽に御紹介してくれなどと依頼されても困るのである。
蛇足ながら、お問合せでは遠近にかかわらず、ご家族によるご心配によるものがとても多く、地元近辺でもかなりご両親からのお問合せがあるが、いつも問題になるのは、御本人自身が本気かどうか、漢方薬に賭けてみるという熱意と情熱があるかどうか、ということなのである。
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