2011年11月10日

患者が賢くなければ健康は守れない

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KSC_7509 posted by (C)ヒゲジジイ

 もともと胃弱の男性が胃癌が発見されて手術となり、前後のサポートの意味で漢方薬を術前から利用された男性。術後の回復時、胃もたれが術前と変らない。

 ハテは?と思い、術前にピロリ菌検査をされましたか?と訊ねると、鳩が豆鉄砲を食らったように目が点となった。

 早速、主治医に依頼して検査をしたところ、いるわいるわピロリ菌が・・・。除菌に成功して胃症状は解消した。

 心房細動と心不全とて、常連さんのご高齢の母上が心臓の不調を訴え、すぐに牛黄製剤をご家族が与えると自覚的な症状がすべて改善した。
 病院では諸検査が出揃ったところで、正式な投薬が行なわれ、それを服用した途端、激しい胃障害とともに病状が再発して悪化。

 親族で検討の結果、ご高齢でもあるから西洋医学治療は中止して、漢方薬の牛黄製剤と半夏白朮天麻湯製剤だけで健康を維持することになった。

 両足が痺れて治らず、長期間病院治療を受けているが治らないばかりか、掌が真っ赤になって来た。西洋医学的には原因不明ながら長期間投薬が行なわれているが、その副作用を心配しながらも(投薬された医師にも薬剤師にも相談することなく)服用を続けている。

 優柔不断で迷いの多い患者さんなので、しっかりとした自覚が求められる。自身の判断力の乏しい人は、当方の漢方相談には不向きである。

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posted by ヒゲジジイ at 07:10| 山口 | 漢方相談室での談話風景 | 更新情報をチェックする