FSC_8674 posted by (C)ボクチンの母
本来、我が愚娘や愚息のどちらかは、中医漢方薬学派を受け継ぐために医師になったはずだが、ガキというものは父親に逆らうことを生き甲斐としているらしく、大学入学以前の志(こころざし)とは打って変わって、入学後はそのことに触れなくなった。
触れなくなったからこちらも頑固に勧誘することは一切せず、それから既に15年以上も経った。
一人は進んだ専門科にのめり込んで、臨床と論文の作成に没頭している。
中医学や漢方医学のように東洋医学特有の構造主義科学を理解するには、西洋科学に汚染された頭脳を脱却する必要があるが、これにはよほどの情熱が無ければなかなか困難。
おざなりに漢方薬を扱っても、巷で多くみられるエビデンス漢方に堕するばかりである。
だから親としてのプライドもあるから、口が裂けても我が中医漢方薬学を継いでくれと言うつもりもないし、いまさら継いで欲しいとも思わない(苦笑。
それはともかく、本題の漢方薬に好意的なお医者さんたちはとても多く、ここ最近に限っても・・・
勤務医の奥様が産後の自律神経失調症に、医療用漢方に頼るよりもヒゲジジイのところへ相談に来られたケース(一年も経たずに快癒)。
遠方から医師みずからが身内の患者さんを連れて相談に来られたケース。
ヒゲジジイが子供の頃、受診したことがある先生が廃院後、ご自身の進行癌の御相談に来られたケース。
そのほか、兄弟や両親が西洋医学の医師という人達が、漢方相談に来られるケースは意外に多い。つい最近も関東から通って来られる人の中にもおられる。
現在でも上記の半数の人達は継続されている。
上記の人達は、同業の薬剤師も含め、専門外のことは専門家に任せるという意識が徹底されているので、余計な口出しをしてヒゲジジイのデリケートな頭脳を混乱に陥れるようなことがないので弁証論治に集中できる。
ところが、一般の素人さんたちでインターネットで様々な医学知識および漢方知識をシコタマ研究して来た人達に限って、余計な知識を振り回して、ああ言えばこう言うで切り返しが多く、五月蝿くて仕事にならない。
最近も、漢方薬局を転々として、不定愁訴を治すのに、僅か一処方だけに頼ろうと無理難題が当然と思っている風だから、ケンモホロロにお断りしたケースがあった。
同様な例は毎年数人は遭遇する。
それだけ知識があるなら、こちらに相談する意味がありませんよとお断り。
あまりに講釈が過ぎると、こちらの弁証論治もクソもない。てんで考える意欲を失って当然だろう。
このような人達は、数ヶ月ごとに各地を転々として、結局は治らず、数年後に舞い戻って来て同様な振る舞いをされるので、同様にお引取り願う。
相変わらず電話で相談を依頼される人も多いが、ネットでは電話での無料相談大歓迎というサイトが五万とあるのだから、そちらに持ちかけるべきで、どんなに執拗に依頼されても無駄である。
とんだ方向に話がそれたが、漢方に好意的なお医者さんたちが年々増加していることは実に喜ばしいことだが、そろそろ医療用漢方も中医漢方薬学を取り入れるくらいの飛躍が欲しいものですねっ(苦笑。←・・・ここは悪い冗談。
まだまだあの世に行く寸前まで、未発表の中医漢方薬学の残り半分を公開するつもりはない。飯の種だもの・・・呵呵。
IMGP9089 posted by (C)ボクチンの母
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