ASC_1573 posted by (C)ボクチンの母
相変わらず連日、電話での問い合わせは多いが、いずれも当方の漢方薬に賭けてみようという意欲が感じられないから、受付嬢の段階でお断りとなっている。
昨今、目立つのはネットで見たが、行き方を教えて欲しいという遠方の人達や、「そちらに行けば漢方薬を処方してもらえますか?」という奇妙な質問、あるいは一ヶ月に一回通うのでよいか?という質問はまだよいほう。
いずれの人も「定期的に通うことができるのですか?」という受付嬢の逆質問に、多くは腹を立てて、何の挨拶もなしに電話を切られることが多く、あるいは「じゃ〜もういいです」という捨て台詞のようにしてバシャリと切られる。
だから電話で行きたいと申し込まれる人の多くは、結果的にお断りとなっているが、電話の応対で直ぐに受付嬢が見抜くことは、ネットで見たという人達のほとんどは、ただ「見た」のであって、当方のHPのトップページすらまともに読んでない、ということだった。
当方の漢方薬に一定期間、真剣に賭けてみようという人達は、しっかりとHPやブログ類を読まれて、ヒゲジジイがどういう変人かを十分に把握し、覚悟して来られるからスムーズに事が運ぶのである。
多くは熟読されて突然やって来られるが、そのように予告なしの方が、却ってヒゲジジイの頭の回転が冴える傾向が強い。
あらかじめ予告されると、却って頭が冴えないトウヘンボクな頭である。
但し、突然やって来られても、半信半疑で定期的に通うつもりがない人だと見抜けば、弁証論治の頭は回転せず、お引取り願っている。
時には他所の薬局からの探りの問い合わせだな〜と受付嬢が敏感に見抜いて、けんもほろろに断っているのもみかけるから面白い(苦笑。
といっても先日、面白い問い合わせではヒゲジジイが電話を受付嬢から受け取り、それはそれは熱心にアドバイスしてあげたことがあった。
それは関東からの問い合わせで、亡くなった母が生前、漢方薬の研究に熱心で、専門書の数々が膨大な量で、それを処分するにはどうしたらよいだろうか?
神田の古書店に問い合わせるのが一番で、たとえば田村書店や小宮山書店さんなどは、老舗中の老舗だからよきアドアイスがもらえるはずだと懇切丁寧に教えてあげた。
古書店さんというのは横の繋がりが強いので(その点は漢方薬局とは大違い!)、それらの老舗古書店に問い合わせれば、適切な古書店を紹介してくれるから、そこで処分されるのが最も適切な評価をして買い取ってもらえるだろう、というアドバイスなど。
但し、漢方書籍でも一般向けのものは二束三文で、恐らく買い取ってもくれないかもしれない。喜んで引き取ってくれるのは、やっぱり本当の専門書でなければ無理。
蛇足ながら、意外とヒゲジジイの著書は高く評価して買い取ってもらえるようだから不思議(笑。
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