2011年10月26日

更年期鬱症状を訴えて来られたちょっと特殊な虚弱体質

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PQC_5057 posted by (C)ヒゲジジイ

 更年期鬱症状を訴えて来られた女性。

 右側の諸症状は加味逍遥散合茵陳蒿湯でフィットし、胃症状と左側の諸症状は延年半夏湯が適応し、中心の鼻炎や咽喉の虚弱性には荊芥連翹湯というように、右と左と中央に適応する薬がそれぞれしっかりフィットする。

 このような適応証をすばやく見つけてフィットさせ、比較的順調に経過し、延年半夏湯のごときは一ヶ月も連用しない間に諸症状は雲散霧消する速効を得ている。

 このような発想が素早く行なえたのは、中医学知識のみならず日本漢方に10年以上没頭した時代の知識が大いに役立っている(苦笑。

 日本漢方を学んだ後に中医学に転向した経歴が、おりおりに役立つのであった(呵呵。

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posted by ヒゲジジイ at 00:14| 山口 ☀| 更年期障害・自律神経失調症や不定愁訴症候群 | 更新情報をチェックする