2011年10月24日

銀翹散製剤を買いに薬屋さんに行ったら品切れで麻黄湯をすすめられたっ!

ボクチンのアクビ
ボクチンのアクビ posted by (C)ボクチンの母

 土曜日にやや遠方から漢方相談に来られた人に聞いた話し。

 タイトル通り、咽喉風邪を引いたので地元の薬屋さんに行き、銀翹散製剤を探したが棚に項目があっても品物が無い。

 従業員に問い合わせると、風邪なら麻黄湯がよいとすすめられた。

 漢方の服用経験が長く、といっても村田漢方堂薬局ではそれほど長くは無いが、それ以前に他所の薬局で4年間の服用経験あり、ほとほど漢方知識がある人だけに、銀翹散製剤と麻黄湯の使い分けくらいはご存知である。

 薬屋さんといえば、資格がある人達が薬を販売するのだから、一定の知識があってこその話だが、銀翹散の代用に麻黄湯をすすめるどうしようもない無知には恐れ入る。

 ご本人も呆れ返ってそのことを話され、常用中の漢方薬類を各種たっぷり補充されるついでに、銀翹散製剤で優れた効果を発揮する天津感冒片も買って行かれた。

 それにしても、漢方知識の乏しい薬屋さんで、うっかり風邪の漢方薬を求めると、証候を無視したとんでもない漢方薬をすすめられる危険性が高いようですねぇ〜っ。

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posted by ヒゲジジイ at 00:14| 山口 ☁| 漢方相談室での談話風景 | 更新情報をチェックする