PQC_2788 posted by (C)ヒゲジジイ
今度で三度目の正直ですよっと念押ししなければならない疲労感。
難治性の疾患で、西洋医学でも原因も病名も治療方法も不明というものでも、現症の病機に対応した適切な漢方処方の配合で遅かれ早かれ着実な効果が得られることが多い、というのが中医漢方薬学の特長である。
この特長を活かして、幸いに速効を得ていた難治性疾患。
ところが、この数種類の配合を中止して経費削減との目的から健康食品に走ったために直ぐに再発。
後悔して再来された時には・・・
一旦中断して再発した場合は、従来の配合通りでは効果が弱い場合が多いので、以前より増強した配合のお陰で、再度速効を得て症状はほぼ消失してホッと一安心。
ところがしばらくすると、今度は数種類の配合中、もっとも安価な方剤を省略。
今回も経費削減のつもりで、必要ないだろうとの素人考えで一方剤を中止したのである。
ところがしばらくするとふたたびみたびの再発である。それゆえ、今度は地元の漢方薬局に走って、様々な処方を服用したが一向に効果が出ない。
性懲りも無く、よっぽど病気が治りたくないのか、あるいは村田漢方堂薬局の漢方薬では絶対に治したくないという固い決心でもあるのかどうか?
今度こそは三度目の正直、せっかく弁証論治で得られたデリケートな配合を勝手に間引くことがないよう厳重注意を与え、三度目の出直しである。
これに類似した症例は毎年必ず数人は遭遇する。
効果が出た途端に漢方薬の配合中の一部の処方を勝手に間引いたり、あるいは中止して他の治療方法に走ったり。
これらの人達は、途中で経費が惜しくなるケチな根性というよりも、むしろエロスとタナトスにおけるタナトスの衝動が激しい人達であろうか と些か怪訝である。
人間様は実に不可解。
ESC_6852 posted by (C)ヒゲジジイ
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