2006年08月22日

熱中症の漢方薬

 暑いですね!熱中症ですか?
 予防には適度な温度のクーラー(エアコン)が不可欠ですね。
 また、水分補給は当然としても、この暑さは40〜50年前の日本の夏とは比較にならない。
 当時は30度をわずかにでも超えようものなら「猛暑」とされ、昨今のように滅多なことで35度を超すような夏はなかったと思いますよ。日本の夏も熱帯地方になったようで、昔の夏とは同じじゃない。
 当時は扇風機があれば足りたが、昨今はエアコンがなければ、とてもじゃないが熱中症になる危険性が大きい。

 熱中症になったら、漢方ではどうするか?
 ヒゲジジイなら先ず第一に牛黄製剤に生脈散製剤を使うだろう。但し、日本の生脈散製剤は朝鮮人参が使用されているのでやや残念。日本では食品扱いされる涼性の西洋人参のほうが、熱中症の場合には適切である。
 でも、牛黄を併用するなら朝鮮人参の温性を相殺することはある程度は可能であるから、結論として牛黄製剤に生脈散製剤にプラスアルファーで西洋人参。(欲を言えば麝香製剤も適量加えるともっと効果的)。
 手っ取り早くは、これで回復するでしょう。
 軽症・重症に関わらず身体を冷却することは必須。

 但し、重症者は逸早く西洋医学医療を受けるべきですよ!

 実は常連さんたちの多くは毎年、牛黄製剤や麝香製剤でこの地獄のような夏を乗り切っているのだった。

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posted by ヒゲジジイ at 14:20| 山口 ☀| 熱中症や冷房病 | 更新情報をチェックする