2011年08月21日

懲りない面々(苦笑

KSC_2920a
KSC_2920a posted by (C)ヒゲジジイ

 今年は5月前後にアトピーの新しい相談者が急に増えたが、一部の例外を除いて多くは1〜2ヶ月以内の微調整の苦労が稔って、また中には初回から速効を得たり、こちらもホッとしたのもつかの間・・・。

 一見真面目そうに見えていた人が突然無音となった人もいれば、何年間もアトピーのために引き篭もっていた過去の地獄を忘れたかのように、暴飲暴食が止められず、漢方薬の服用も怠りがちで1日2回になることも多く、それでも5割近くは改善しているというから始末に負えない(苦笑。

 わかっちゃいるけど止められない「食事制限が出来れば明らかに5割以上の改善は得られているはず」とみずから反省する推察力はあっても、それとは裏腹にこの意志薄弱性は如何ともしがたい。

 本人の自覚があるだけに、こちらも苦笑して叱る気にもなれないのだった。

 頭の良い人でも意志薄弱性が同居することはそれほど珍しいことではないようです。

 片や昨年秋から来られていたアトピーの男性が、最近調子がよかったので漢方薬をしばらく中断していたら、またぞろ痒みが激しく勃発して来たとてメールでの報告があったが、どのようにお返事すべきか、苦笑するばかりであった。

 一方では昨年来、真面目に遠路はるばる通い詰め、真面目に服用しても一年過ぎて、まだ5割の改善が得られたかどうかという人もあるというのに・・・。

 アトピー性皮膚炎は個人差があまりにも大きいので、幸いにもしっかり効果が出ている人こそ、もっと真面目にやれば半年から一年以内に8〜9割の安定した寛解が得られるのは目に見えているというのに、世の中何とも皮肉なものですねっ!

 ところが、アトピー性皮膚炎くらいならまだしも、難病指定を受けるような難治性疾患で進行性を持つ脊髄小脳変性症やそのほかの重大な神経系の難治性疾患などで、西洋医学治療の限界を当方の漢方薬で明らかに改善できた時点で、いつのまにか無音になる人達には常にハラハラさせられる。

 一生涯漢方薬は継続すべきことをどんなにアドバイスしていても、旅行が可能になったのを幸いに、そちらに経費を注ぎ込むことにシフトしてしまったためか、いつの間にが無音となっていたところへ、突然再発して動けなくなったという報告があったりする。

 これらのケースではアトピーの懲りない面々と異なって、直ぐに取り返しが付くとは限らないので、苦笑する気にもなれない。

KSC_0262
KSC_0262 posted by (C)ボクチンの母


【関連する記事】
posted by ヒゲジジイ at 08:06| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする