2011年08月14日

連休前に嬉しい報告:少ない方剤による速効例

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ASC_1983 posted by (C)ヒゲジジイ

 前回のブログのような極めて理不尽な暴言を浴びたことは十数年ぶりだったが、いずれも暴言者は男性である。
 十数年前のケースでは、こちらもまだ若かったから「ふざけるなっ!」と激しく応酬したものだが、最近はとっても穏やかなジイサンになったものである(苦笑。
 
 ともあれ、連休前には不愉快なことよりも嬉しい報告がたくさん続いた。
 その中でも、珍しく極めてシンプルな配合で速効を得たものも数例みられた。

 職場が節電のために30度の職場環境で、慢性的な熱中症のようで、めまいやふらつきが止まらなくなった人には、通常なら牛黄製剤を奨めるところが、明らかに適応証に間違いない兆候がみえたので、葛根黄連黄芩湯に茵蔯五苓散の併用で速効があり、直ぐに纏め買いに再来された。

 アトピー性皮膚炎で、暑い季節になってますますいよいよ激しい乾燥と痒みにたまらなくなって新たに来られた人。
 病歴の長いアトピーでは、通常は速効が望めないことが多が、典型的な三物黄芩湯証を呈していたので、珍しく単方で10日間様子を見てもらったところ、9日目にやって来られて患部の熱感も痒みも乾燥も7割は軽減。

 7割の軽減といえば、重症の人たちの中にはその段階に到達するまでに半年〜1年かかることも珍しくないのに、とても運のよい人である。但し、油断大敵で、速効があった人ほど、服薬を怠りやすいので却って要注意。
 今後も季節変化を慎重に見極めていく必要があるが、三物黄芩湯は黄連解毒湯のようなやや対症療法的な方剤とは異なるので、かなり期待がもてるはず。

 重度の蜘蛛膜下出血で幸運にも手術が成功して九死に一生を得たものの、頭内朦朧感が執拗に付き纏う。
 まずはシンプルに牛黄単味で様子を見てもらったところ、服用後は症状は完全に雲散霧消。

 超速効であるが、おそらく服薬を怠ると再発する可能性も大きいので、各種脳血管障害の再発予防と年齢も考えて一生涯続けるのが望ましい。

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IMGP9520 posted by (C)ヒゲジジイ


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