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三物黄芩湯エキス顆粒はもともと某社が製造販売されていたものの、流通量が少なく採算が合わないとて製造を打ち切って久しかった。
そこで、ヒゲジジイが小太郎さんに新規製造許可を得るように強く要請していたところ、昨年、念願かなって補気建中湯などとともに新規の発売となっていた。
今年の5月は例年に無くアトピーの新人さんたちの一時的な再燃や、数年ぶりに再発した人、とめはがつかなくなって遠路はるばる新たにやって来られた新人さんなどが目立った。
その半数の人たちに三物黄芩湯が大活躍しているが、これも例年にない珍しい現象である。
しかしながら、ジメジメした湿気が蔓延する梅雨時。
三物黄芩湯や六味丸系列の方剤のように地黄の配合された方剤を使用する時には、体内に併存していることの多い重濁粘膩な湿邪が増長しないよう、細心の注意を払った配合が不可欠である。

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