本日の昼、ここ数年、風邪関連の漢方薬の使い方をようやくマスターした程度の一家の奥様、製品の辛夷清肺湯製剤の補充に来られた訳だが、このヒゲ爺は、弁証論治の細かな指示がウルサイ割には、どこに漢方製剤を保管しているか、不明である。
いつも女性薬剤師(といっても愚妻のようですが・・・)がいないとレッジを打つのさえ冷や汗タラタラ、繊細なチヌ釣り等、滅法器用なところがある反面、やりたくないレッジや製品の手渡し等、薬局内では滅多なことで動かない。動くことがあるとしたら哲学のケムリの時だけである。
それなのに、辛夷清肺湯製剤を捜さなければならない始末。すると、準常連さんになりかかっているその奥様、あそこの硝子ケースからいつも出してもらってますよ、とヒゲ爺に指示。
ようやく発見して、レジを打って何も包装しないまま手渡すと、お客の方が保管場所を教えるなんて前代未聞だとノタモウテ、笑い転げる品のよい女性客であった。
だから、言ってやりましたよ、
「ここの薬局は女性スタッフがいない時は、彼女が戻るまで静かに待つか、急ぐ場合は置いてる場所を常連さんの方が教えるシキタリとなって万年。それをまだ知らないとはもぐりでッせェ〜〜〜っ。」
「常連さんの中には、先生はしないでいいっ! レジはイラワナイデっ! ケタを間違えられたら大変だから、奥さんが戻るまで待ちますから、お願いだから打たないでっ、と懇願する人もいるくらいなんだから〜〜^」
と自慢しておきましたがね。
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