テレビで取り上げられる以前に、幻冬社から「末期ガンになったIT社長からの手紙」という藤田氏の闘病と共に仕事にも頑張る姿を描いた自伝的書籍が、6月初旬に発行されていた。
三十代という若さにとっては実に残酷極まりないガンである。頑張る姿を応援する意味も兼ねて、ヒゲ爺の感想文として、
私に影響を与えた良書・悪書・珍書・奇書・希書
に取り上げている。
村田漢方堂薬局にも同様に、大学教授や中小企業の経営者、あるいは日本の伝統文化を次世代に伝えることを職業とする先生など、まだまだ上げれば際限がないほど、藤田氏と同様に転移ガンや進行ガン、あるいは末期がんを抱えながらも闘病と仕事を両立させている市井の人々も沢山いる。
彼ら彼女らはマスコミに取り上げられることもないし、取り上げられるのは真っ平御免蒙るだろうが、彼ら彼女らと藤田氏の違いは、やはり何と言っても彼の年齢の若さだろうか?
とは言え、日本全国では藤田氏と大同小異の状況でもめげることなく藤田氏と同様に頑張りぬいている人々はたくさんおられるのは間違いない事実なのである。
つまり藤田憲一氏が特別だと言う訳ではなく、人間、遅かれ早かれ「闘病」しなければならない時期がやってくるのだから、こうして書籍やテレビなどで報告されることは貴重な参考事例として、学ぶべきこと多いはずだ。
追記:これを書き終えた後、テレビを見ていたら突然番組を中断して、王監督が胃癌で手術する為に入院するとの記者会見を開いていた。
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