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原発を推進してきた多くの学者とともに地震学者たちの権威は完全に崩壊した。
これらに関わる学者たちの多くが利権に関わっていたり巻き込まれたりしており、想定される危険性があっては困るので、起こっては困る危険性は想定外にしておいたという実に馬鹿バカしい頭脳レベルの集団である。
ひるがえってこの漢方界でも、医学界で権威のある医師自身が大建中湯の自験例による著効が喧伝されるや、待ってましたとばかり漢方薬メーカーの吹聴により、開腹術後には誰彼ナシに大建中湯を投与するのが常識化されてしまった。
挙句は漢方知識の乏しい一般の医師が、開腹術とは無関係でも、腹部症状を訴える患者にも誰彼ナシに投与され、副作用を頻発させる事態を生じている。
しかもこれらの製剤には本来は乾燥生姜が用いられるべきところを、飴色になるまで蒸し上げた煨姜(ワイキョウ)もどきの「乾姜」なるものが大量に使用されている。
先日も、知人の医師がお腹が張って便秘気味であるとき、実験的に保険漢方用の大建中湯エキス製剤を1包服用してみたところ、便通は改善されたものの、同時に尿道に激しい刺激症状を生じたがどうしたものだろうと問い合わせ電話があった。
腹部の虚寒証がない人が使用すると、希にはそのような副作用も生じかねない問題ではあるが、二度と服用されないで、猪苓湯をしっかり服用すれば直ぐに回復しますよっと伝えておいたが、後日、アドバイス通りの結果で事なきを得たとの報告があった。
現実には、大建中湯は適応を誤らなければ、実に重宝で劇的な効果を発揮してくれる漢方薬ではあるが、この温暖化の時代に医学の権威者であっても漢方の権威者でもない一人の医師の体験があるからといって、体質を選ばず一律に投与されたのではもはや民間療法レベル以下。
西洋医学の権威者の体験談は、絶好の製薬会社の売り上げ向上策の宣伝材料に違いない。このような現実を冷静に判断できる医師がどれだけいるのか?
はなはだ心もとない利権社会まみれの日本の現実なのである。
さらには漢方薬など第2類医薬品の通信販売禁止を目論む勢力については、厚生労働省を取り囲む利権集団をよくよく分析してみる必要があるのは言うまでもないことである。
ここまで腐り果てた日本の現実がある。
利権太りのスズメ posted by (C)ヒゲジジイ
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