2011年04月11日

お問い合わせフォームから連日のお問い合わせメールにお返事できない数々

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P4101458 posted by (C)ボクチンの母

 木の芽立ちの春、体調が大きく揺らぎ易い季節とあってか、連日お問い合わせメールやお電話が増え、お断りするのに四苦八苦。

 お断りする理由でもっとも多いのが、たとえば病院から大建中湯を処方されたが、身体が火照って湿疹が勃発、身体も痩せて来たが続けて飲んでよいのだろうか? など、処方された主治医に問い質すべき内容を直接電話で訊ねられるなど。

 一旦服用を中止して主治医に訴えるべきだと何度繰り返して叱るように諭しても、どうして教えてもらえないのかっと詰め寄られて唖然とするばかり。
 それじゃ〜何と答えれば満足されるのだろうかっ!?

 そもそも漢方に素人の医師達が多く、安易に保険漢方を処方すること事態に大きな問題がある。

 蓄膿症の漢方薬はどれを選んだらよいだろうか?という種類の電話での問い合わせもイヤになるほど多い。

 お問い合わせメールに至っては、毎日何通入って来るかわからないほど、四月になって相当な数に上るが、ブログに転載不可とされている場合は、当然、お約束どおりお返事は返さない。

 ブログに転載不可となっているお問い合わせは実に多いが、経費がどれくらいかかるか、お話を聞きに直接伺ってもよいでしょうか?
 という実に困ったメールも混じる。

 お話だけが聞きたいというケースでは最初からご遠慮願いたい。迷っている人達に対しては、たいへん申し訳ないことながら、心身ともに消耗の激しい弁証論治に専念できるわけがありません。

 過去の経験でも直接来られて迷っている人に縷々説明していると、質問に対する説明の苦労で疲労困憊。
 ようやく飲んでみたいと言われるころには、こちらがまったく戦意喪失してしまって、服用前から様々な説明をさせられたのでは肝腎な弁証論治の余力がなくなり、結局はお断りした経験は一度や二度ではありません。

 だから昨今では、肝腎な弁証論治にチカラを注がれそうもない相談は最初からお断りすることにしているわけですよ。

 ところで、世間相場よりも安価な漢方薬を心がけていても、数種類の方剤を併用すれば、それなりに経費はかかります。
 たとえばアトピー性皮膚炎などでも軽症者はお断りしている関係上、一定レベル進行している人では、月額に換算すれば2〜4万円くらいの経費はかかっている。

 他の疾患でもこれくらいの幅は、当方の漢方では常識的な経費であるが、もっともご相談者の多い進行癌や転移癌ともなると、月額に換算すれば5〜10万は一般的な経費となっている。

 もちろん一般的な慢性疾患では、月額換算5千円〜2万円くらいで終始する人も多いが、一般的には微調整を繰り返す過程で、最終的にはアトピー性皮膚炎レベル(2〜4万)の経費は必要になることも多いと思って欲しいものです。

(といっても、牛黄製剤や麝香製剤のような速効性のある高貴薬に惚れ込んだ人達では月額3〜9万近い経費がかかっている。)

 メールでのお問い合わせで最も多いのが、病状や病名を1〜数行書いて、なんの漢方薬がよいか教えて欲しいという安易なお問い合わせはもちろんお返事不可能。

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posted by ヒゲジジイ at 11:12| 山口 | 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする